中公新書<br> シリコン・ヴァレー物語―受けつがれる起業家精神

中公新書
シリコン・ヴァレー物語―受けつがれる起業家精神

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121015099
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C1234

内容説明

十九世紀後半、カリフォルニアにスタンフォード大学が設立され、シリコン・ヴァレーの歴史は始まる。1939年のヒューレット・パッカード社創業以来、インテル社、アップル社、オラクル社、サン・マイクロシステムズ社など、アメリカのみならず世界を制覇する企業がここから育ってゆく。こうした新しいビジネスの技術者や経営者たちが繰り返す成功と失敗の裏に脈々と流れる、特有の起業家精神とはどういうものか。歴史を繙こう。

目次

1 谷間の曙光
2 約束の地・カリフォルニア
3 マイクロプロセッサへの道
4 「自家醸造」パソコン
5 アップル対IBM
6 マーケットを制する
終章 日本へのメッセージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

西條風太郎

3
1848年、シリコンヴァレーと同じカリフォルニア州でゴールドラッシュがあり、それからスタンフォード氏が死んだ子を悼んでスタンフォード大学を創設し、田舎大学の卒業生が皆東海岸の大企業に流出してしまうのをどうにかしようと地元の中小企業と産学協同でハイテク事業を振興し、同大学の学生だったヒューレットとパッカードをけしかけて同地に現在のHPが誕生したのが1939年。スティーブ・ジョブズやスティーブ・ウォズニアックが登場し世界にその名を轟かすまでの歴史が描かれている。1999年の本だから最近のことは書いてない。名著2010/05/11

yumitrill

2
夢見た未来を夢で終わらせず着々と現実にしていく若き研究者達の歴史。同士が集まり会社を創り、時に分裂しライバルになり切磋琢磨しながら開発を進める。まだ研究途中であるにも関わらず、資金を得て会社をおこしこんなすごいものを創りましたと宣伝までする無謀な挑戦には驚いた。でも後に確実に製品になっている。シリコンバレーの何が起こっても揺るがない精神が今のコンピュータをつくった。太陽電池の研究をしている教授の授業と試験の半分はこの話だった。初めて読んだのも感想文を書けという課題が出されたから。とても懐かしい(笑)2011/01/24

medihen

2
シリコンヴァレー創世記。というか、同地で産まれた有名企業誕生の経緯を並べたもの。HP、フェアチャイルド、インテル、アップル、オラクル、SUN...etc。いずれにせよ、インターネット以前のこと。2010/05/01

Kaedina

1
シリコンヴァレー生活を終える前にまとめの意味で読んでみた。ゴールドラッシュから情報がお金を生む現代2000年までの流れ。この土地はやはり特別ななにかがある。2013/03/19

ピク

1
ジョブズもゲイツも何も特別じゃなかった、無数の『バトル・オブ・シリコンバレー』や『ソーシャルネットワーク』が存在し、また互いに絡まり合いながら最良の技術も最悪の技術(原爆)も、果樹園の跡地で紡ぎ続けていたのだ.そして狂人のような人々は、その狂気によって技術をイノベイションしていく、その貪欲さによって最新の情報を他人から奪い、世に幅広く発表していく.N.Yには憧れるけどなぜかサンフランシスコには憧れない理由も自分の中でなんとなく見えてきた.2012/11/21

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