中公新書<br> 宇宙をうたう―天文学者が訪ねる歌びとの世界

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中公新書
宇宙をうたう―天文学者が訪ねる歌びとの世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121014801
  • NDC分類 440.4
  • Cコード C1244

内容説明

はるか昔、人々は天体に神の姿を見出し、占星術に明日の導きを求めた。そして宇宙に惹かれてやまぬ心を歌に刻んだ。そこには想像を超える壮大で豊かな世界が広がっている。万葉秀歌、おもろから江戸俳諧、現代詩まで、さらにはインド、ギリシャ、中国へ―時空を超え、八重の歌垣にひそむもう一つの宇宙へと分け入ってゆこう。世界最大級望遠鏡「すばる」の建設を手がけた天文学者が、歌びとたちの心に映じた宇宙を探求する。

目次

第1章 宇宙の歌垣(天体讃歌;万葉の暗い星空;星空を愛でる ほか)
第2章 宇宙をうたう(夕つつ・明星;ギリシャの星々;星座・古今東西 ほか)
第3章 宇宙への祈り(祈りの線―ナスカ;巨石文化と宇宙;縄文人の宇宙 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風見草

1
日本では月や七夕を歌うことは多くても、星空そのもののを歌う詩歌は少なかったこと、中国や古代ギリシャの星に関する詩歌の豊かさを指摘、さらに文字以前の世界として天体観測と言われるナスカ地上゙線゙やストーン・サークルを訪問。歌の載るテキストの性格や、当時の社会的宗教環的背景を知りながら、天体を歌う様々な詩歌を紹介します。個人的には、10項江戸の星座に紹介された歌に親しみを感じました。「店替の 後は筋違 天の川」など。2011/05/18

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