中公新書<br> 速記と情報社会―古代ローマから21世紀へ

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中公新書
速記と情報社会―古代ローマから21世紀へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121014764
  • NDC分類 809.8
  • Cコード C1236

内容説明

高速大量の情報を筆記するための文字書き行動である速記は、録音技術の発達、ワープロやパソコンの普及した情報化時代においても知的な技術として見直され、変化しつつも、さらに新しい時代のOA機器にその技能や発想が活用されている。本書は古代ローマに起こり、日本では明治十五年の講習会以来、国会、地方議会、裁判所で活躍し、聴覚障害者のための筆記通訳ボランティアへの広がりもみせている速記の世界への具体的入門書。

目次

第1部 速記の文化(文字と文化と速記;速記の歴史)
第2部 速記の技能(速記と言語;速記反訳技術)
第3部 速記の学習と応用(速記のつくり方;速記の周辺;速記教育と技能評価;将来の速記)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kan

3
速記の歴史についてとりあえず大まかな流れを知るために手に取った。国内外の速記の歴史はもちろん、言語的な性質についても言及があり、速記を多角的にとらえている。速記の歴史については、また聴覚障碍者支援のなかで速記が利用されていたことをこの本で初めて知った。2022/06/08

遊未

3
古代ローマ時代ティロの速記。それが知りたかった。内容がもっとあったとしても、私がラテン語わからないという問題があったけど。過去に速記に関わっていたので、ほとんど知っていた内容だった。しかし、田鎖綱紀はじめ速記の発明者ができないとは知らなかった。むしろこの本の後、1999年以降が知りたい。衆参議員の速記者養成所が閉所になり、大学の速記研究会もほとんどが消滅しているのではないかと思われる。裁判所はわからない。速記を学ぶことは日本語を学ぶ、知る人を増やすという意味もあったと思う。2014/01/03

takao

1
速記は読めないな。2017/01/10

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