中公新書<br> アーサー王伝説紀行―神秘の城を求めて

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中公新書
アーサー王伝説紀行―神秘の城を求めて

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121010629
  • NDC分類 388.33
  • Cコード C1298

内容説明

円卓の騎士団の武勇伝。王妃と騎士の恋物語。異界との交流―。恋と冒険、現実と神秘の織りなす華麗な伝説に秘められた遠い過去の記憶と未知の世界の魅惑に誘われて、著者はイギリスに向かう。史実と幻想の狭間に生まれ、さまざまな“霧”に包まれた英雄の実像を求めてイングランド、ウェイルズを巡り、物語に謳われた風景に接し人々と語る旅のなかから、今もイギリス人の心に生きつづけるアーサー王の世界が鮮やかに浮かび上がる。

目次

1 アーサー王をつつむ「霧」
2 カムロットはいずこに
3 “永遠の恋人”ラーンスロット
4 最後の古戦場へ
5 生きつづけるアーサー王

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

50
図書館本。盛り上がりに欠けはするものの、アーサー王の足跡をなんとか追おうとする執念と言うか、情熱は感じた。ただ、これを読んで聖地巡りをしようかと思うかと言われるとそうでもないかな。★★★☆☆2024/03/12

まーくん

50
著者は仏文学者。長く米仏に留学。訪ねたいと思い続け約30年、ついに英国南部のアーサー王伝説の土地を姪御さんと巡る。辺鄙な土地を苦労しながら、地元の人の助力も得て、なかなか楽しそう。で、そのアーサー王伝説、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」のさわりを知るぐらいで馴染はなかった。しかし、著者が訪ねた先々の王や王妃、聖杯、円卓の騎士、名剣エクスカリバー等々に纏わる物語は大層面白く興味深いものがある。伝説の王アーサー。「彼の名声の聞こえなかった土地が、どこかにあるだろうか・・」すべては歴史の霧の中に。2019/02/16

fseigojp

25
カズオ・イシグロの忘れられた巨人がアーサー王伝説を素材にしているとのこと 予習予習2017/04/22

おくりゆう

12
史実と伝説の狭間で霧に包まれたアーサー王伝説の物語の関連地域を著者が訪れる紀行文。アーサー王の物語を軽く抜粋しながら基本的にはバイタリティ溢れる著者のアーサー王伝説を追う旅の様子が地元の人々と交流を交え描かれていくのですが、中々楽しく読むことができました。2013/08/25

牧神の午後

10
アーサー王のかけらを探し求め、彼にまつわる土地を訪れ、彼にかかわる遺物がないかと思いをはせる、どう考えても韓ドラやアニメの聖地巡礼です(笑)。本当にry。「約束された勝利の剣」や、「すべて遠い理想郷」を期待する向きには当然答えられませんが、なぜこんなにあいまいな、それでいて円卓の騎士達も含めて存在感だけはやたら主張する物語群に魅かれ続け、熱病のように夢中になる人々がいるのかということについて、オタ的にはまったく同根、とすら思わされて興味深かった。2014/04/26

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