中公新書<br> 江戸の産業ルネッサンス―近代化の源泉をさぐる

中公新書
江戸の産業ルネッサンス―近代化の源泉をさぐる

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784121009210
  • NDC分類 602.1
  • Cコード C1221

内容説明

鎖国下の日本は闇だったのか。なぜ明治維新以降、これほど早く近代化に成功したのか。世界に例のない270年に及ぶ平和を維持し得た江戸時代を、西欧の有識者の日本および日本人観を比較証言資料として駆使し、社会経済的にも文化的にも、当時の先進西欧諸国に劣るもりではなく、むしろ近代化の諸条件が熟成された時代であったことを検証。同時に、開国後、異質文化との落差に囚われ、必要以上に貶しめられた江戸時代の再評価を解く。

目次

変転する江戸時代の評価
江戸前期までの日本と西欧
江戸中間以降の日本と西欧
江戸の産業ルネッサンス
開国直後の日本と西欧
近代化への期待と不安

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

11
日本はなぜあんなにも急に近代化することができたのかという外国人留学生から盛んに発せられる発せられる問いに、その前時代の江戸時代の文化の豊饒さが下地となっているからだという回答を当時の日本への外国人来日者の証言をもとに語る本。今の中央集権型ではない体制のため各地に様々な文化人物が存在した例をこの本は語っている。ただ、守備範囲が広いためまとめ的になってしまっているので、この本を読んで気になったところを別の本で補完するのがよいのかもしれない。2017/08/30

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