中公新書<br> アボリジニーの国 - オーストラリア先住民の中で

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中公新書
アボリジニーの国 - オーストラリア先住民の中で

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121007537
  • NDC分類 389.71

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

荒川ながれ

4
ジャレッド・ダイヤモンドの「銃・病原菌・鉄」から触発された。オーストラリアのアボリジニに興味を持った著者が現代に生きるアボリジニについて書いた。アルコール依存、差別、貧困、多様な言語、食文化、共同体、悲しい歴史のタスマニアのアボリジニ。1985年にかかれたものだが、興味深いものだった。2018/10/31

Y.Yokota

3
ドイツ人が日本に対して古いイメージを持っていることに不満をもった筆者が,実は自分もアボリジニーに対して同じように古いイメージを持っていることに気づいたことから,自らオーストラリアに出向いて調査をした記録。1985年の本で今とはだいぶ様子も違うだろうけども,当時でもアボリジニー自らの力で色々な状況を改善しようと試みている。文化,住居,社会的な問題,アボリジニーの住みやすい/住みにくい都市のこと,アボリジニーと関わった日本人の話も。ウィチェッティ・グラブ(幼虫)を食べる様子が生々しいが,すごく気になる。2023/11/16

wei xian tiang

3
シドニーのレッドファーンに一人で飲みに行くなんて、今では正気の沙汰とは思われないが、当時はまだアボリジナルの多い下町というところで、民族運動にも熱いエネルギーがあったらしい。その後ギャングが猖獗を極め、警察も入れないほど治外法権化して民族運動家達も疎開するほどと聞くので、それを思いながら読むと本書に描かれた展望がとても切ない。2017/06/09

モモイロペリカン

1
「エアーズロックで踊りたい!」と思ったことをきっかけに、アボリジニーのことを知ろうと読んでみました。残酷な記述もあって、長い長い問題なんだなぁと感じました。かと思えば料理番組かな?ってくらいテンポ良くウィチティグラブの食べ方が書いてあったり。民族学って難しそう…と思っていましたが、とても読みやすかったです。アボリジニーの本は、また読んでみたいなと思いました。2018/05/13

kg

1
30年前の本であるので、読み終えて思うのは、そして現在のアボリジニーはどうなっているのかということだ。 アボリジニーの歴史というわけではなく著者の見聞きしたアボリジニー像が書かれている。特に食べ物や狩りにいった話が生き生きとしていていい感じ。 日本人移民とアボリジニーの交流があったことは知らなかった。人類の歴史というのは意外な出会いが突然あって、面白いなと思った。もちろん悲劇もたくさんあるのだけれど。2017/08/11

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