出版社内容情報
眠れない夜に、次から次へと浮かびあがってくる顔がある。水の流れのように浮かんでは消え、消えては浮かぶ人びとの記憶を文章にするのは至難の業である。しかし、一瞬の出会いだからこそ色褪せぬ記憶もあるのだ。
それらの残像を拾い集めて、この一冊ができた」。
森瑤子、フランソワーズ・サガン、川端康成、石岡瑛子、モハメド・アリ、梅原猛、内田裕也、太地喜和子……。五木寛之、レジェンド19人の回想録。
内容説明
一瞬の出会いだからこそ色褪せぬ記憶もある。レジェンド19人の回想録。
目次
森瑤子 鏡は鏡を映さない
フランソワーズ・サガン ディスコにいきましょう!
川端康成 一会は夢か幻か
石岡瑛子 ガミちゃん
モハメド・アリ 一九七二年、白亜の館の三時間
ミック・ジャガー ロシア・アヴァンギャルドへの共感
キース・リチャーズ 女の力はすごいよ
太地喜和子 虚無の深い淵から
梅原猛 学問の世界のイタコ
阿佐田哲也 ジャケットの思い出〔ほか〕
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり、47年に引き揚げる。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。また英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年菊池寛賞を受賞。10年に刊行された『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞。『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ、2017年)は30万部の大ベストセラーとなり、孤独ブームを生み出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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