代理母、はじめました

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代理母、はじめました

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120053924
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

底辺女子が人生逆転!? 不遇な家庭に育った17才のユキが、子供を持ちたい人々と貧困女性を救う〝代理母ビジネス〟の賭けに出る。





義父の策略で、違法な代理母出産をさせられた17才のユキ。命がけで出産したにもかかわらず、報酬はすべて義父の手に。再び代理母をさせ稼ごうとする義父の手から逃げだし、ユキは自らの経験を逆手に取り、自分のような貧しい女性を救う大胆な〈代理母ビジネス〉を思いつく。ユキを支えるのは医師の静子&芽衣子のタッグと、ゲイのミチオ&一路。さまざまな事情を抱えた「子どもを持ちたい」人々が、最後の砦としてユキたちを頼ってやってくるが……日本の生殖医療の闇、貧困層の増大、妊娠・出産をめぐる負担など、現代日本が放置した社会問題を明るみにしながら、「代理母」ビジネスのタブーに切り込んだ問題作。

内容説明

独身のまま子供が欲しい、もう不妊治療をやめたい、五十を過ぎたら、家族は持てない?…貧困と虐待から脱するため、少女ユキが始めたのは“代理母ビジネス”。葛藤と不合理だらけの“命”の現場で、医師の芽衣子やゲイのミチオとタッグを組み、女たちの自由を求めて立ち上がる―!不妊、高齢、独身、ゲイ―もう“タブー”だなんて言ってられない。「子を抱きたい」人々と女たちが手をつなぐ出産革命小説。

著者等紹介

垣谷美雨[カキヤミウ]
1959年兵庫県生まれ。ソフトウェア会社勤務を経て、2005年『竜巻ガール』で小説推理新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

304
代理母ビジネスを扱った問題作。設定は近未来ですけど、日本社会が色々な問題・課題を放置したままのためか、状況はさらに悪化しているみたいです。格差社会、医療技術の停滞、ハラスメント体質、そして富士山の噴火、政府機能の移転まであり、東京はディストピア化しています。家族のあり方を問われる、読み進めるのがちょっと憂鬱になる一作です。あ~っ、明るい未来をはじめたい!2021/05/11

ウッディ

253
富士山が大爆発し、廃墟のようになった近未来の東京、貧富の格差が大きくなり、単純労働がAIに取って代わられた世界で、義父から代理母をさせられたユキは、家を出て、女性が搾取されない代理母業を始める。タイトルの軽い感じから想像していたもの、そしてこれまでの垣内さんの作風と異なる殺伐とした雰囲気でした。女性の選択肢として、代理母に依頼して子供を持つという選択肢が増えるのは理解できるが、それって金持ちだけの権利ではないかのと思ってしまった。登場人物たちの主張も、少しブレていて、自分には消化不良でした。2021/10/16

のっち♬

246
代理出産を強要する義父から逃げ出したユキは代理出産の代理店を立ち上げる。2040年の日本を舞台に貧富格差や差別意識をデフォルメするのだが、"男ども"への恨み辛みばかり書いて背景設定を疎かにする点はイタイの一言。テーマの斬新さとスリリングな脱出劇は求心力があるが、いくら何でも詰めが甘過ぎ。未成年をこんな容易にごまかせるものか?記憶の天才でもこんな育ちで代理母を選別できるのか?こんな妹弟をあっさり許せるものか?とツッコミが追いつかない。社会全体で子育てに取り組むには時には即物的な目線も必要なのかもしれないが。2022/05/06

いつでも母さん

245
ドキリとするタイトル。わかりますよタブーなんかじゃないのは…だがしかし、2040年って、すぐそこの未来だ。地震や富士山噴火はあるかもしれないが(無いと願っているけれど)代理母ビジネスとは…垣谷さんは喫緊な話題を作品として読ませてくれるのが嬉しいけれど、今作はちょっと私には…だった。未婚出産やLGBT、同性婚等私は否定しないが正直ここの誰にも心は揺れなかったのだ。(そこだ! !)それでも次もきっと読むはず! 2021/04/04

とろとろ

213
時代設定が「富士山が噴火した後の荒廃した日本」。近未来的なんだ。そんな時に代理母の紹介会社を立ち上げる、ということのようだが、最初からなんだか無理があるような話。日本の生殖医療の批判、貧困層対策、妊娠と出産を巡る女性の負担など、昔も今も問題となっているにも関わらず誰も見て見ぬ振りをしている問題を、この代理母ビジネスで徹底的にあぶり出す、ということか?。後半から例によってどんどん良い方向へ話は進んで行くのだが、自分的には以前に読んだ「希望病棟」的な無理筋でスッキリしなかった。最近、スッキリしない感想ばかり。2021/06/07

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