出版社内容情報
1912(明治45)年7月14日、ストックホルム五輪のマラソン競技スタート直前から、物語は始まる。日本初のオリンピック代表選手である金栗四三は、以後、1920(大正9)年アントワープ大会、1924(大正13)年パリ大会にも出場する一方、1920年の第1回箱根駅伝開催にも尽力。その他、現在のマラソンシューズの源流ともいえる「金栗足袋」を開発したり、初めての女子連合競技大会を開催したりと、進取の気性に富んだ「伝説のアスリート」の生涯を、オリンピックのレースシーンを軸に綴る。
読売新聞人気連載、待望の書籍化。
内容説明
五輪で3戦全敗―しかし走り続けた。“日本初のオリンピック代表選手”にして“箱根駅伝の父”が三度のオリンピックで刻んだ、不屈の軌跡。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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