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アスリーツ

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  • サイズ 46判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052286
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

結城沙耶は、中学2年で出場した全日本中学陸上県大会100メートルハードル女子決勝で転倒し、失意のうちに陸上部を退部した。親友の松前花奈に誘われ、広島の超進学校・大明学園高校へ進学し、射撃部に入部する沙耶。初めて構えるビームライフルの重さに驚き、個性豊かな先輩たちに励まされ、未知の競技に戸惑いながらも花奈とともに励む毎日だったが―。少女たちの喜怒哀楽が渦巻く、心震える青春グラフィティ。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、91年に作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー1~6』で小学館児童出版文化賞を受賞。2011年、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

198
あさの あつこは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、マイナースポーツ射撃青春譚の佳作でした。マイナースポーツでもこんな妬み・嫉み・やっかみがあるのでしょうか? TOKYO2020のチケットで、開催場所が朝霞駐屯地だし、マイナーな射撃だから当選するもんだとばかり思っていたら、見事ハズレました(笑)2019/10/19

おしゃべりメガネ

122
我ながら意外にも短編では何度か読んでいたあさのさんですが、長編は初読みとなりました。作者さんお得意の青春スポーツモノで、本作の種目は『ライフル射撃部』です。中学時代、有望なハードル選手だった主人公「沙耶」はとあるコトから高校では親友「花奈」と共にライフル射撃部へ。初挑戦となる競技でも、持ち前のアスリート能力でどんどん上達し、頭角を表します。単純にスポーツ青春モードで突っ切るのかと思ってたら、意外?にもドロドロした展開に。せっかくいい流れだったのに、後半ちょっとストレスを感じる雰囲気がかなり残念でした。2019/09/27

みかん🍊

105
射撃というと警察や自衛隊の人くらいかと思っていたが高校の部活で全国大会が広島であるとは知らなかった。中学のハードルで挫折した沙耶は親友に誘われ高校で射撃部に入るが未経験で初めて1年でありながら頭角を現した沙耶に周りの嫉妬から嫌がらせを受ける様になり孤立していく、やはりトップ選手は孤独なのか、強豪校で推薦で集まってくる訳でもなく進学校の高校生がこんな幼稚な嫌がらせしたりするかな、沙耶が折れずに自立していく事が救いです。オリンピックが近いだけに射撃というマイナースポーツに興味が持てる作品でした。2020/01/10

ゆみねこ

93
あさのさんと言えば少年スポーツと言うイメージですが、女子高生、しかもライフル射撃部というマイナースポーツを描いた1冊。100メートルハードルで転倒し挫折した結城沙耶とライフルを始めるきっかけを作った松前花奈。頑張るアスリートの物語は良いですね。女の子のドロドロした部分は少し重くて残念でした。2019/10/02

yukision

73
馴染みのないライフル射撃競技の話。中学でハードル競技に挫折し,高校で親友と共にライフル射撃部に入部。全体的にあっさり駆け足で進む感じだが,その中に妬みや心の葛藤など,10代の心の揺れがあさのさんらしく描かれている。ほとんど知識のなかったビームライフル射撃の世界を覗けたことも楽しかった。2021/09/11

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