あのひとががんになったら―「通院治療」時代のつながり方

電子版価格
¥1,430
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

あのひとががんになったら―「通院治療」時代のつながり方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050572
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

およそ二人に一人が“がん”に罹患するといわれる日本。入院から通院へ治療の中心が移るなか、病院で長い時間を過ごすことが多かった患者も、これまで以上に社会へ適応することが求められています。
16年に可決した「がん対策基本法改正案」でも、がん患者の就労は「事業主の責務」として明記され、受け入れる側にも対応が迫られました。一方でキャンサー・ソリューションズ代表の桜井さんは、自身の罹患経験から、がんでも働きやすい社会の確立を目指し、活動を続けています。そこで桜井さんにお願いして、患者を取り巻く最新事情や、コミュニケーションについてのノウハウをこの一冊にまとめました。
自治体や国が、病と闘う社会人のバックアップへ本格的に注力を始めた今、企業やコミュニティはどう応える? がんになった友人や同僚、家族を前に、私たちはどうつながる? 家族や職場はもちろん、がん患者本人もこれまでにない対応が迫られる今、変えるべきはきっと「意識」です。

桜井 なおみ[サクライナオミ]
著・文・その他

内容説明

入院から通院へ、治療の中心が移る「がん」。がん患者本人はもちろん、取り巻く私たちの環境にも大きな変化が起きています。家族や友人、同僚から「がんになった」と聞いて、あなたはどう答える?働くがん患者の支援に自治体や国が注力を始めるこれから、職場はどんなサポートをすればいい?家庭や会社はもちろん、社会全体で新しいコミュニケーションが必要とされる今、変えるべきはきっと「意識」です。

目次

第1章 がんと患者の「現在地」―入院は短く、通院は長く(「お若いのにかわいそう」?―もはや高齢者の病気ではない;「がん=怖い」イメージが強いけれども ほか)
第2章 あのひとががんになったら―よりよいコミュニケーションを考える(いちばんは「普段どおり」;でも過度の期待はするべからず ほか)
第3章 あなたががんになったら―必要なのは「患者力」(患者力を上げるコツ1―「知る」;患者力を上げるコツ2―「伝える」 ほか)
第4章 がんと会社―「通院治療」時代に働くということ(ステージ4でも働けます;なぜ起こる?「がん離職」 ほか)
第5章 もっとつながるために―知っておきたい情報あれこれ(「がん対策基本法」を知っていますか;「改正がん対策基本法」で何が変わるのか ほか)

著者等紹介

桜井なおみ[サクライナオミ]
1967年生まれ。キャンサー・ソリューションズ株式会社代表取締役社長、厚生労働省がん対策推進協議会委員。乳がん体験者。37歳のときに乳がんが見つかり、治療のために勤務先の設計事務所を休職。職場復帰後、治療と仕事の両立が困難となり退職。その体験を元に、がん患者の就労支援事業である「CSRプロジェクト」をスタート。その後キャンサー・ソリューションズを創業し、代表を務める。企業によるがん患者雇用配慮や、元患者やその家族などを含めたケアの広がりを視野に、啓発と発信を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月と星

4
★★★患者力を高める。がんを知る。2018/11/20

memeta

1
がんになったとき、あるいは今はがんでなくても読むべき1冊。日本人の半分がガンになるといわれている。自分自身、家族、友人、会社の同僚、だれがいつ、なってもおかしくない。その時、どうするのがいいか、がわかりやすく、患者目線で書かれている。すべての会社に1冊置いた方がいい。2021/12/05

yuka

1
◆◆◆父のガン闘病に携わった経験と著書より感じたことは、“がん”を患っている人と関わる時大切な事は、特別視しないで、《これまでと変わらず接すること》。★両立支援のための資料として再読する。 2018/08/29

じんちゃん1196

1
「がん」という病気を宣告されたときに、この本が手元にあるかないかで戦いの一歩が違う。多くの人に読んでほしい。2018/04/08

立川談風

0
周囲への伝え方が参考になった。2021/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12744136
  • ご注意事項