「週刊コウロン」波乱・短命顛末記

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「週刊コウロン」波乱・短命顛末記

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120048388
  • NDC分類 051
  • Cコード C0036

出版社内容情報

新潮、文春に続けと老舗出版社が週刊誌を創刊。異色の編集方針を掲げ、60万部を刷ったが…。当時の新入部員が綴る55年目の敗戦記

内容説明

『週刊新潮』『週刊文春』に続けと、活況を呈する週刊誌市場に、老舗出版社も勇躍参入。「スキャンダルは扱わない」という異例の編集方針を掲げ、他誌より安い定価で勝負に出たが―。55年目の敗戦記。

目次

第1部 新週刊誌、異例の編集方針「スキャンダルは扱わない」(いざ、週刊誌ブーム到来;「新週刊誌要員募集」入社試験 ほか)
第2部 文士・芸能人の身辺情報で、取材力の弱さを補うも…(1960年新年号のトップは「岸内閣の寿命を占う」;『コウロン』の大黒柱・大宅壮一 ほか)
第3部 安保、スト、飛び込み取材―新米記者、走り回る(遠藤周作が「第二のチャタレイ事件」を斬る;自宅に電話がない時代の記者生活とは ほか)
第4部 その日は突然やってきた―無念の休刊決定(ミッキー安川を囲んだ石原慎太郎、浅利慶太、中曽根康弘;野坂昭如・野末陳平・柳原良平トリオのコラムがスタート ほか)

著者等紹介

水口義朗[ミズグチヨシロウ]
文芸評論家。1934年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。同大大学院修士課程修了。59年中央公論社入社。同年『週刊コウロン(週刊公論)』が創刊され、同誌の編集部に配属される。その後、『婦人公論』編集部、『中央公論』編集部、『別冊婦人公論』編集部などを経て、86年退社。同年テレビ朝日「こんにちは2時」のキャスターに就任。94年中央公論社に委嘱され、『婦人公論』編集長に。97年同主幹。多くのテレビ番組でキャスター、コメンテーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

14
2年弱しか続かなかった中央公論社の週刊誌に関する回想記。風流夢譚事件が起き社長にやる気が無くなったというのが短命の真相のようだ。出版社系の週刊誌としてもあまり特色はなかった模様。2020/04/30

古本虫がさまよう

1
新聞社系週刊誌に対抗して、週刊新潮が昭和31年に刊行され、そのあと、週刊文春が昭和34年に刊行。負けじということで、大手出版社から週刊ポスト(小学館)や週刊現代(講談社)なども創刊される。そして中央公論からは「週刊コウロン」が出たとのこと。著者は、中央公論に入社してすぐに配属され、廃刊になるまでの2年間の体験を中心に綴っている。当時の記事の回想やら、担当した作家などの思い出など、また嶋中社長&編集長の人となりなど。 週刊誌や月刊誌の編集者の回顧録は、いろいろと読んでいるが、この本も面白く読了した次第。2019/05/19

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