私は負けない―「郵便不正事件」はこうして作られた

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120045509
  • NDC分類 326.22
  • Cコード C0095

出版社内容情報

まったく身に覚えのない「郵便不正事件」で逮捕された著者が、不当・巧妙な検察の取り調べを乗り越えて「無罪」を獲得。164日の勾留にも屈しなかったのはなぜか? 今なお制度改革に闘い続けるのはなぜか?事件を振り返り、 司法改革に必要な法制審議会の議論に緊急提言する

内容説明

まったく身に覚えのない「郵便不正事件」で逮捕された著者が、不当・巧妙な検察の取り調べを乗り越えて「無罪」を獲得。164日の勾留にも屈しなかったのはなぜか?今なお制度改革に闘い続けるのはなぜか?“信じられる司法制度”に必要な、3つの課題を訴える。事件の発端となった上村勉・元係長との特別対談、周防正行監督のインタビューを収録。

目次

第1部(まさかの逮捕と二〇日間の取り調べ;一六四日間の勾留;裁判で明らかにされた真相;無罪判決、そして…;信じられる司法制度を作るために)
第2部(支え合って進もう―夫・村木太郎インタビュー;ウソの調書はこうして作られた―上村勉×村木厚子対談(進行…江川紹子)
一人の無辜を罰するなかれ―周防正行監督インタビュー)

著者等紹介

村木厚子[ムラキアツコ]
1955年高知生まれ。高知大学卒業後、78年労働省(現・厚生労働省)に入省。障害者支援、女性政策などに関わり、雇用均等・児童家庭局長などを歴任。2009年、郵便不正事件で逮捕・起訴されるも10年9月に無罪確定。同月より職場復帰し、13年7月より厚生労働事務次官に就任

江川紹子[エガワショウコ]
1958年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業。神奈川新聞社会部記者を経て、フリージャーナリストに。新宗教・災害・冤罪のほか、若者の悩みや生き方の問題に取り組む。95年、一連のオウム真理教報道で菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kinkin

57
今の時代、この本に書かれているような取り調べが行われていたことに驚いた。検事の作文に合わせて容疑者の供述を当てはめていくとは。全てがこの本に登場するような検事ではないにしても様々な冤罪事件のことを考えるとまだまだいるのだろう。自分を信じてそれをまた見守り支援してくれる人がいてこそこの事件は収拾がついたが痴漢の冤罪事件などで泣き寝入りし人生を破壊された人も多いのではないだろうか。もし自分が無実で起訴されたときの事を想像してみるとほんとうに怖い。このような取り調べがあるうちは先進国などと言えないと感じた。2015/06/29

よむよむ

55
事件当時は報道内容を疑う理由もなく、日本中がそうだったようにTVに映った村木さんを「悪いことをした人」と受け止めていました。しかして真実はコレです。今も?ずっと?こんなまま?えっ?えっ?マジっすか??『やってもいない罪に問われた時、運を頼みにしなければならないのでは、法治国家としてあまりに残念です。』2017/03/10

香菜子(かなこ・Kanako)

20
私は負けない 「郵便不正事件」はこうして作られた。村木厚子先生の著書。「郵便不正事件」の詳しい内容については知らなくて、メディア報道で見聞きした程度でしたが、この本を読んで本当に許せないほど悪質なでっち上げ事件、冤罪事件だと思った。検察の担当者は村木厚子先生という高学歴で優秀で社会的成功を収めている女性を懲らしめてやろうという嫉妬や悪意を持っていたのではと思わざるを得ません。このような悪質な検察と戦って勝利した村木厚子先生は本当に強い女性。心から尊敬します。2018/07/29

ねお

16
村木さんが、検察官から他の関係者の虚偽の供述調書の内容について聞いた後、「どうしてみんな嘘をつくのでしょう」と問うたのに対し、弘中弁護士は「誰も嘘なんかついていない。検事は勝手に作文をして、そこからバーゲニング(交渉)が始まるんだ。供述調書とはそういうものなんだ」と言って励ました。本書は、供述調書がいかに検察官の作文であるかを露呈するものだ。村木さんは、検察の土俵で勝つことはできなくても、負けない、すなわち、虚偽自白調書を作らせないよう、交渉能力や表現のチェック能力を生かして調書の訂正申立をし続けた。2020/10/03

akinbo511

16
村木 厚子さんが巻き込まれた郵便不正事件で検察がしたことが、非常にわかりやすく書かれていた。村木さんのご主人が語る当時の話では、家族としての苦労が語られ、江川さんの解説では事件のその後がよくまとまっていて勉強になった。 2014/02/28

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