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スカル・ブレーカ―The Skull Breaker

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120044939
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

誰より強くあっても、すべてを知っていても、死ねば消えてしまう。それなのに、何故求めるのか。そう…。立ち向かおう。いつも、命を懸けて、ただ剣を振れば良い。生きているから、恐くなる。しかし、剣を持てば、もはや生きた心地は消える。だから、恐くない。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
作家、工学博士。1957年、愛知県生まれ。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年に『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishikan

108
「ヴォイド・シェイパ」というか武士道シリーズ第三作目。そして僕にとって、森博嗣さん75冊目になる本。森さんらしく、よくある武士道ものとはまったく異なり、現代風なタッチで武士とは何か、剣の道とは何かを描く。このシリーズの特徴として、表紙絵の色のタッチがたまらなく好きだ。また、時の流れや空気の清涼さがすがすがしくて、斬りあいという究極の剣は、生と死をかけた戦いも関わらず、美しささえ感じてしまうのは何故なんだろう。今回は主人公ゼンが、だんだん(普通の)人らしくなっていくのを見るのも面白い。2013/08/17

えむ

88
3部作完結かと思い、三作を続けて読んだのだが、まだ続きそう。ゼンの出生が明らかになるが、忍びのナナシから教えられるとはビックリ!。今回の印象は勧善懲悪版作品という感じでした。5942013/07/13

punyupunyu

82
旅を通してゼンの人間味は一層、育ってきました。ノギとのやり取りは相変わらずですが、ゼンにとって大切な人になってきているようです。本巻でゼンの旅は都に一層近づき、それと知らず、母なる人物とも向き合います。ゼンの出生が少し明かされました。この先のストーリー展開が楽しみです。しかし、内面描写の多さには少し疲れてしまった。よくここまで書けるものだと感心します。哲学ですね。2014/07/12

ひめありす@灯れ松明の火

76
心とは、なんだ。一体どこからはじまる物なのか。思考をするのは脳。では、心は脳にあるのか。もし頭蓋骨の内側にあるのなら、なんと堅く守られている物か。他人の接触を許さぬ物か。なんと狭い所に囲った物なのだろう。聞こえる耳、触れる肌。それは知ることにはならないのか。知ると言うこと。倒れることを知る。倒れるというのは嬉しきものだ。かち割られて世界が広くなる。戦わぬことの強さを知った。戦うことの弱さを知った。そうしてまた剄くなる。何時か消えてしまう物を追い求める旅は続く。脳天を貫く衝撃は、何時だって君の心からはじまる2014/10/12

Yuna Ioki☆

57
596-207-27 最後まで天然なゼンが微笑ましい反面イライラもする(笑)天然ゼンの一番の被害者はノギだろうなあ(笑)ラストでやっとゼンの出自が明らかになりつつあるのだが。。。次巻で完結してくれることを切に願います。。。2014/06/25

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