維新銃姫伝―会津の桜 京都の紅葉

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  • サイズ B6判/ページ数 369p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120044434
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

会津開城に始まる明治元年。奔走する藩士たちは斗南へ。八重は米沢から京都、佐賀へと向かい、再び銃を取る。硝煙と恋に生きたヒロイン八重の美しき生涯。

著者等紹介

藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説に定評がある。フランス政府観光局親善大使を務め、現在フランス観光開発機構(AF)名誉委員。パリに本部を置くフランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

64
4/5くらいを飛ばし読み。最初から最後まで八重の「大蔵様大好き!!」にう〜ん⁈と思う。大河の影響で尚之助様を最後まで大切に思い、襄の同志社設立を応援していた八重がすきでした。西南戦争で旧会津藩士が幾人も志願して討伐隊に参加し叛乱を鎮めた。山川も誇らしげに詠う。旧会津藩士の活躍と西郷を討ち果たしたことを喜び、そんな自分を神に「お許しください」と手を合わせる八重。違和感を覚えながらもこちらが案外真実なのかもしれない。2015/11/24

タックン

49
図書館で借りた本。大河ドラマ(八重の桜)関連第二段。前回のは新島譲との出会いがメインだったけど、これは会津戦争とか会津目線の明治維新がメインかな。会津藩って薩長から嵌められて朝的にされ廃藩されたんだな。会津目線(逆目線)で見ると明治維新も違う見方ができるんだな。維新もいきなり上手くいったものではなくいろんな権力闘争(西南の役とか・・・)があって段々となされたことがよくわかった。薩長がちょっと悪く書かれ過ぎと思うけど・・・・。廃藩置県のことがよくわかった。いっぱいある幕末物の小説の中でも読みやすくてお勧めか2013/01/25

カピバラ

30
大蔵…不甲斐ないぜ。ぐだぐだ考えずに八重を妻にしたげれば良かったのに。まあ。新島と幸せになれたからいいか…2015/05/28

Haru

25
会津開城から紀尾井坂の変まで。維新動乱後の朝敵とされた会津藩士の苦悩が描かれる。薩長土肥への恨みを糧に生きる会津藩士。武家・武士・藩士としての己の価値観を捨てられないまま、しかし時代は流れ、新政府に利用されていると分かっていても、報復に身を投じる。新時代の人間である新島譲や山川健次郎と、旧時代に縛られる八重、大蔵の心の動きの違いが切ない。同時に描かれる明治時代の女性の生き方、とくに覚馬の妻のうらの身の引き方は潔くも悲しく、また八重の恋物語も面白い。しかし理想とは政治へ形を変えたとたんに腐敗が始まるものか。2013/02/09

けいた@読書中はお静かに

23
去年の大河ドラマの主人公、山本(新島)八重の会津城落城〜明治初期までの物語。久しぶりに素直に面白い!と言える作品に出会えました。女性が書いたせいか、文章が華やかで優しい。その中でも武士としての心が捨てられない葛藤や想いを寄せ合っても機を逃し続ける大蔵と八重にもヤキモキしたりする姿が鮮やか。順番が逆になったが、『幕末銃姫伝』も読んでみたい。2014/02/06

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