バイオリニストに花束を

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120041136
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

内容説明

もとN響バイオリニストの現役生活ビフォーアフター。

目次

演奏家見ならい記(もぐりで聴いたカラヤンの、とてつもない「何か」;自分を聴く ほか)
N響という“カイシャ”(花粉アラモード;無法地帯が百キロつづくマーラー超大作 ほか)
外国ツアー・アラモード(もはや「異国」ではないヨーロッパ;ビータというどさまわりの愉しみ ほか)
オーケストラのゲストたち(チョン・キョンファとヒラリー・ハーン;「災」と「キャンセル」の定期公演 ほか)
定年までのカウントダウン(「めしばん」は原点;「おかかえ芸人」と社交 ほか)

著者等紹介

鶴我裕子[ツルガヒロコ]
福岡県(旧・若松市)生まれ。東京芸術大学音楽学部卒業。1975年から2007年まで、NHK交響楽団第一バイオリン奏者をつとめる。傍ら、弦楽四重奏団を組んで、「毎日ゾリステン」、NHK「名曲アルバム」などに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さゆ

17
ほんと、むつかしいことは解らないんです、鶴我さん。でも、おっしゃる通り、私はそのぶん、ただただ「全身から音を吸いとって」いますよ!!前作よりもずっとおもしろかった。いい意味で円くなられているように感じた。定年は、そうはいっても寂しかったのではないだろうか。「この曲はもしかしたら弾きおさめかも」と、思ったとき、やはり一抹の寂しさがあったに違いない。2010/11/25

Takako

4
NHK交響楽団の第1ヴァイオリン奏者を30年以上勤めあげたヴァイオリニストのエッセイ。有名な楽団は妖怪たちの集うところ(失礼)という偏見があるので、読む前から楽しみにしていました。カイシャ(N響)での日々、愛すべき名演奏家たちのこと、山形から天才少女として中学生の時に上京し、右も左もわからない東京で下宿していた頃の話などが綴られていますが、何十にもオブラートがかけられているような気がしながらも、独特の不思議な鶴我節に笑いながらたいへん楽しく読めました。2015/04/07

kobayo

2
ストレートな文体に最初ちょっとひるんだけれど、その奥に愛情がかいまみえる。栗原さんのエピソードがいい。2014/01/11

にのこ

2
もう引退しちゃってたんだー 現役のN狂聞いてみたかったなー2011/08/29

Kavalier

2
率直で軽妙な語り口が愉しい。ソリストや指揮者のエッセイは読んだことがあるけれど、トゥッティ奏者のものは初めてで新鮮だった。いろいろな苦労ややりがいがあるんだなあ。2010/08/06

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