もっと塩味を!―Plus de sel,s’il vous plait!

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120039546
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

女は男の料理に人生を賭けた…ミシュランの星獲得を目指し、妻として店のマダムとして、全力で駆け抜けたある生涯を描く長篇小説。

内容説明

和歌山から東京、三浦半島、そして…パリへ。妻として、母としての平穏な暮らしを捨て、めくるめくフランス料理の世界に身を投じ、全力で駆け抜けた苦難と冒険の日々。夢に生き、愛憎の果てに散った、短くも激しい天性の味覚を持つある女の生涯。

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、コピーライターとして活躍。82年にエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。85年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

22
食べることは生きること。主人公美佐子の「生」に対するどん欲さを感じた。どんな料理も技と心で非日常的な味になっていく。この物語はモデルがいるらしい。きっともっともっと激しく貪欲で太く短く濃厚な人生だったことでしょう。もっと女心が強烈だと思うなぁ。これだけ自分の人生の中で賭けるものがある生き方って素晴らしいと思う。最近は人の目や損得勘定が働いてやりたいことの半分も手を出せない女性が多い。そんな中でこれだけ型枠から外れた逸材がいたっていいと思う。ラストは切ないけどそれが彼女の生き方だと思える作品。2011/05/19

青蓮

20
初読み作家さん。フランス料理と二人のシェフを愛した美佐子の波乱の人生を描いた作品。美佐子の思いきりの良さは読んでいて気持ちがいいくらいでした。腹をくくるってこう言うことなんだと思う。母親としては失格かも知れないけれど、美佐子が己を貫いて生きる姿はかっこいいです。フランス料理ってマナー講習でしか食べたことないけれど、本書に登場する料理がとても美味しそうで、いつか自分も味わってみたいと思いました。林真理子の他の作品も読んでみたいです。2013/08/30

そのぼん

14
料理の描写、美味しそうでした(笑)。 男女の心模様は林真理子らしいかな、と思いました。2012/06/29

ミカママ

13
「美人で」「流行の先端をいって」「洗練されていて」「男を踏み台にして生きていく」林真理子の得意な分野の女性主人公の物語。どれもこれも似たような内容なんだよなぁ。でもつい読んじゃう。笑2011/08/11

tintiku

12
【図書館】きらびやかで贅沢な世界。だけどその世界に身を置くためには苦労と努力は不可欠。美佐子は凄い。凄い人生。そしてこの本から強烈なエネルギーを感じました。林真理子さん、この美佐子のようにエネルギッシュな人なんだろうな。2015/02/28

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