内容説明
秘密SMクラブ、公安警察の暗闘、葬り去られる殺人。理不尽な現実に、男の憎悪と復讐が暴走する。すべての代償は死で贖え。激走する馳ワールド衝撃のクライマックス。
著者等紹介
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で大薮春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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巨峰
47
ぬかるみの世界に踏み入れたなら 簡単には殺させないぜ。 ぬたうったぬたうっていきていけよというメッセージが 素晴らしいとおもった。2020/12/11
りちゃ
5
何だこれ。途中で読むのをやめたくなる。どうしちゃったの徳永。理解不能。何でこうなっちゃうんだ?ただの殺人鬼、変態…?無駄に巻き込まれた人のなんて多いこと。2018/10/28
そうたそ
4
★★★☆☆ 感想は上巻にて2020/08/31
nyangle
3
馳作品に登場するハードボイルドでナイーブな男がハッピーエンドを迎えるとは思えない。破滅していくんだろうなと予測される。が、その破滅っぷりが予想を超えていた。あっぱれな破滅っぷり。読み出したら止まらない面白さ。良作かと。(馳作品って全体的にそうなんだけど、もっと読まれていいんじゃないのかな。面白さのわりに、読まれてない気がする。気のせい?)2020/12/09
fff
3
下巻読んでやっとわかった。これ大藪春彦の『野獣死すべし』か。惚れた女が殺されて復讐する話だけど、惚れたといっても一目惚れだし、やったことといえば車の中で手つないだだけだし、中学生の恋愛かよ。 女の方がほとんど出番もなく殺されるから、どうしてそんなに惚れてるのか、主人公の感情が理解しにくい。大量殺戮をするほどのことか?人が狂っていく過程を描きたかったんだろうけど、この程度じゃ人は狂わないだろう。荒唐無稽。2016/07/18