中公叢書
食卓文明論―チャブ台はどこへ消えた?

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120036194
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1039

出版社内容情報

銘々膳からちゃぶ台、そして外食・個食化へ。海外の食事のあり方と比較しつつ描く壮大な「食」の人類史

内容説明

食をわかちあう普遍的な単位が家族である。家庭の食卓での情景には家族のあり方が反映される。銘々膳からチャブ台へ、そしてイス・テーブルへという食卓の変わり目に焦点をあてて、食事風景に映しだされた日本の家族の変遷を論じてみよう。それは、霊長類の食生活、ニューギニアやアフリカの民族や、中国、朝鮮半島の伝統的な家族と食卓とを比較することにより、日本人の家族関係の歴史を人類史的に位置づける試みである。

目次

第1章 共食と家族の起源
第2章 食事様式の類型
第3章 東アジアの家族と食卓
第4章 チャブ台前史
第5章 チャブ台の時代
第6章 現代の食卓
第7章 二〇世紀の食卓風景
第8章 二一世紀の食卓

著者等紹介

石毛直道[イシゲナオミチ]
1937年、千葉県に生まれる。1963年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、甲南大学文学部助教授、国立民族学博物館教授を経て、1997~2004年、同館長。現在は国立民族学博物館名誉教授。農学博士
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