内容説明
とりとめもない日々、なんでもないセックス。もう少女じゃいられない七つの物語。芥川賞作家初の書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
粟井粕緒
1
おもしろくないわけではない、がおもしろくもない。私自身が学生でもあるせいか実際にいそうで生生しくて読むのが辛かった。クラスの女子の三分の一(もっと少ないかもしれないけれど)はこんな感じがする。ここまでスれてはないけど、何と薄い友情のことか!一緒にいると疲れる友達とはこの本にいる。2013/02/03
絵具巻
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文京区立真砂図書館で借りました。2012/12/01
遠い日
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“きれい事で人間、生きていけないよ。子供にも大人も心の沼みたいなものを抱えているじゃないか”これまでの大道さんの作品からは、そんな印象を受けてきた。だから、どんなにだらしない女や家族が登場しても、大道さんの人間を見つめる目に感じるところがあった。ところが、『ミルク』はどうも馴染めない。リアルであることと、真実を描くこととは違う。普遍的な本質を捕まえていない限り、いくら本当のことを描いてもそれはただの写実や事実にしか過ぎない。作者自身がこの女の子たちに、共感も理解も本当にはしていないような感を受けた。2005/02/02
Margate
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『ミルク』 by 大道珠貴 中央公論新社 2004年9月
achu
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今どきの女の子は、いろいろ大変なんだなぁ・・・と。しみじみ。2012/12/23