デジグラフィ―デジタルは写真を殺すのか?

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  • サイズ B40判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120034886
  • NDC分類 740.4
  • Cコード C0072

内容説明

デジカメは「写真」をどう変えるのか?写真評論をリードする著者による、初のデジタル・イメージ論。

目次

1 デジグラフィとは何か(フォトグラフィ/デジグラフィ;儚さ、脆さ、寄る辺なさ―デジグラフィの特質 ほか)
2 デジグラフィとフォトジャーナリズム(より速く、より魅惑的に―デジタル化する報道写真と広告写真;「デジタルフォトジャーナリズム」 ほか)
3 デジグラフィとその表現(フォトグラフィにおける「作者の追放」;デジグラフィ的不安 ほか)
4 デジグラフィの現場(「ファントム」を求め続けて―川田喜久治;都市を移動する「虫」の視線―永沼敦子 ほか)
5 写真史とデジグラフィ(絵画と写真、その連続性と非連続性;写真史とデジタル・ショック ほか)

著者等紹介

飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
1954年、宮城県に生まれる。日本大学芸術学部写真学科卒。筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。『美術手帖』『アサヒカメラ』ほかを舞台に、写真史、作家論、写真展評、書評など、写真表現を中心テーマに幅広く活動を続ける。1990年には季刊誌『d´eja‐vu(デジャ=ヴュ)』を創刊、94年まで編集長を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金木犀

3
参考文献として手に取った。著者・飯沢耕太郎が定義する「デジグラフィ(デジタル化された画像)」についての一冊。フィルム写真と異なる点があることから、著者は同じ括りで「フォトグラフィ」にすることへの違和感を感じていたためこの言葉を生み出した。2003年頃の本なのでデジカメが大衆化し始めた頃ではあるが、その特徴や脅威をうまく押さえていて興味深い。中でもデジタル画像の特質である「消去性」を感情としての儚さに繋げているところや、画像の加工に重きが置かれる点は絵画の制作過程にも重なるという見解は新鮮だ。2021/11/01

ab

1
十年一昔ってこういうことだな〜と思う。2014/01/16

わふらし

0
デジグラフィーは儚い2009/06/16

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