リビング

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リビング

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120030857
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

明日も元気におはようをいわなくちゃ。物語の名手が紡ぐ12の小さな希望。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

71
家族って、その中に居ても面倒だなぁ…と思うこともあるけど、面倒な家族のそばに居るのもそれまた大変だなぁ…とも思う。だけど、人の数だけいろんな家族があるんだよね。面倒な人に自分がなってるなんて思いながら生きている人はいないし。となりの花園の長編ができたら読んでみたいなぁ。おとなりに振り回されてはいるけど、立場を逆にしたら、ディンクス夫婦もまた珍しい家族のような気もするし。分家レボリューションの、どこかに有りそうな悩みもまた印象的だった。重松さんの描く家庭は、どこか優しさを含んでる気がする。2014/11/07

あん

64
家族がテーマの短編集。「千代に八千代に」が息子のクラスの読書テーマになり興味が湧きました。100歳近いひいばあちゃんの千代は八千代と親友なのに、会うと必ず八千代に説教をする。中学生のスミも親友のトモと絶交し、別の友達グループに入ったものの違和感を感じている。そんなスミは千代と八千代の関係が気になって仕方がない。傍から見れば変わって見えても深い絆で繋がっている千代と八千代。トモの意地の悪い部分とそこに怒ったスミの気持ちを、中1男子に理解できるのかな?と考えながら読了。全編を通して温かい気持ちになれる一冊です2017/06/10

あっ!chan

34
ちょっとだけざわつく家族関係...それこそ家族の数だけいろんな形があるが、取り巻く人たちの何気ない一言で救われたり、切なくなったりむなしくなったり...決してハッピーエンドで終わらない結末も...そんな短編が12編...そう、時々無性に重松さんの作品に触れたくなる。2022/01/16

ぴのこ

16
重松さんの描く「家族」は、ありのままの姿で好きです。となりの花園、分家レボリューションが個人的に好きです。太田の奥さんのその後が気になります。短編集なので、本当にさらっと読めてしまいますね。2013/09/23

ひなはる

9
「千代に八千代に」の一部分が娘の塾のテストで出題されたんだけども、まだまだ精神的お子ちゃまの娘は、トモちゃんの意地の悪い部分を理解出来ず。従ってスミちゃんのブチ切れの意味もわからず泣。とりあえず全体を読んでみるかぁ~と思い借りたわけです。久々の重松さんでしたがやはり心の痛いところをじわじわ刺してくるような話が多かったです。「息子白書」が好みでした。肝心の「千代に八千代に」ですが、色々な友情の形があると知りまた一歩大人の階段を上ったスミちゃんのお話だったんですね。はぁ~どうやって10歳に理解させようか・・。2016/09/24

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