内容説明
名ピアニストが言葉で描く絶妙の70篇。ピアニストとしてデビュー40周年。その繊細でダイナミックな演奏で世界を魅了してきた名ピアニストが、言葉で語る芳醇で洒脱な宇宙。変動ただならぬ世紀末に、「どこか古典派」の味わいをどうぞ。
目次
1 再婚
2 F1レースとピアノ
3 ミラノのスリ以来
4 音楽のW杯
5 ハワイのおばさん
6 さよならメリナ・メルクーリ
7 禁猟区
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなかな
4
短いエッセイなのでスイスイ読める。 ピアノだけでなく、文才もあり絵も上手い! さらっと書かれているけれど、 すごい人と会ってるし、めちゃくちゃセレブなのだ。 さすが中村紘子さん! 高校のころはまって読んでいたご主人庄司薫さんの本も再読したくなった。2017/07/04
じんぎすたん
1
さくっと心地よく読めた。実はかなりセレブな生活だけど、嫌味にならないのは著者の人柄のためか。様々なジャンルの話を興味深くかつ好意的に聞く姿勢、ぜひ見習いたいなぁ。しかしこの一冊、中高生くらいのときに読んだような気がしなくもない。エッセイって楽しいけど、どれを読んだか忘れがちである。2013/02/09