出版社内容情報
秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋。一商人から宰相にのぼりつめた波瀾の生涯を描く長篇第一巻。呂不韋の運命を一変させる「和氏の璧」事件を中心に,十五歳の少年の魂の成長を描く
内容説明
秦の始皇帝の父、ともいわれる呂不韋。一商人から宰相にまでのぼりつめた波瀾の生涯。雲がかかる深山、霧にしずんだ幽谷をぬけて、茫漠たる未来へと歩をすすめる少年呂不韋。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんたあびれ
9
呂不韋が主人公。キングダムのおかげで脂が乗っているお姿が目に浮かびますが本書の中では17歳ごろの見目麗しい青年の呂不韋です。しかも賢く度胸もあります。実家で冷遇されていた青年が運と自分の力である家の居候となり、国の命運をかけた大きな事件にかかわるところで1巻は終了。全5巻とのことなので続きも読もうと思います。2022/02/05
あおさわ
6
中国の戦国時代のお話。夢中で読みました!主人公呂不韋の聡明さと清らかさ、素直な探究心と広い視野を持つ器の大きさ。そんな魅力的な彼が成長していく様は爽快。2010/11/06
Tanaka9999
5
1997年中央公論社発行の単行本。全?冊。呂不韋の物語。文章は好きなのだが、相変わらず背景説明の文章が邪魔をする。もう少し作品に溶け込ませることができないものか。もしくは章の最初か最後に固めてしまうとか。物語の最初の部分はなんとなく「孟嘗君」とかに似ているような気が。時代的にはほぼ同じだが。2020/08/12
ataka
2
始皇帝の父との噂のある呂不韋の少年時代を描く。趙の藺相如と和氏の璧の逸話に顔を出す。藺相如かっこいいなぁ。趙の将軍・廉頗の姿もちらりほらり。2011/08/30
Uekisou
1
^ - ^2016/04/08