出版社内容情報
近松門左衛門や夏目漱石を代表に,江戸・明治時代人の言葉と文学,美意識,モラルと思想,世界との関りを広い視野から縦横に語り合いつつ,世界の一員となるべき日本の問題点を考察
内容説明
大陸から敗戦直前の日本に引揚げて以来、日本とは如何なる国かを考え続ける作家司馬遼太郎氏が、大著「日本文学史」に半生をかけた稀有の日本文学者キーン氏と語りあう20年ぶりの「日本人と日本文化」。
目次
1 オランダからの刺激
2 日本人の近世観
3 明治の憂鬱を生んだもの
4 大衆の時代
5 日本語と文章について
6 日本人と「絶対」の観念
7 世界の会員へ