内容説明
「庄助とアビアは、17世紀の歴史が裂けてゆく時期にいた」―主従のような異国の男女の間に芽生えた愛の行方を軸に、九州から朝鮮半島、中国東北部にいたる海陸に展開される雄大なロマン。世界史の一大転換期に切りこんだ平戸武士の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんちゃん
6
亡父の書棚から。ところどころに色鉛筆で線うが引いてある。司馬遼太郎独特の比喩表現。(今まで司馬遼太郎が特に独特の比喩を使っていると考えたこともなかったが) 昭和六十二年発刊。父が死ぬ三年前。入院してたかな?たぶん入院中に読んでいたと推測するけど。2022/01/27
ジャズクラ本
3
◎主人公は創作2019/05/09
こう
2
「播磨灘物語」を五年くらい前に途中で挫折して以来司馬遼太郎先生の小説は久しぶり。ずっと読もうかどうしようかと迷っていた先生最後の物語は予想に反して面白かったです。 庄助を中心としたアビアらを巡る青春時代小説といった趣きで、江戸時代初期の空気も興味深く描かれていて楽しめました。2020/08/29
金吾
2
◎ 女真族に興味があり、大変面白かった
aoki
2
ちゅうごくってどんなくに そのまわりにちゅうごくごをつかわないぐるーぷがあるんだが ちゅうごくにやぼうをいだく あついね2012/05/26