出版社内容情報
第３巻の日々野鮎美は、山岳小説の影響で自分だけの行動食作りに励んだり、酷暑の低山で「焼きおにぎり」に挑戦したり、会社のレクで高尾山に登ったり、山村でのレストラン開業を夢見る親の元を訪ねたり、３泊４日で上高地からの奥穂高岳を目指したりと、ますます山と食欲まみれ。
信濃川 日出雄［シナノガワ ヒデオ］
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード＠読メ野鳥の会・怪鳥
103
山ガールではなく、「単独登山女子」の山と登山飯にまつわるコミック、第3弾。今回は単独登山じゃないのも多いけどそれはそれで楽しい。高尾山の頂上に大鍋持ち込んで鍋をつつきながら一杯！やるなあ。周囲に迷惑しない程度に盛り上がれたら最高。穂高岳は私も前日に捻った足が痛み頂上手前で引き返したという苦い思い出がある。いつかリベンジと思いながら20年以上が過ぎてしまった。でもこのとき食べた涸沢でのすき焼きは忘れられない。やっぱり、山と食事と温泉は切り離せないね。2017/05/26
しいたけ
77
どんどん面白くなってる。経理課のレクリエーションで、大鍋を背負い高尾山に登る。楽しそうだなあ。結末がちょっぴりシュールで笑えるし。お気に入りのカフェで、登山雑誌やガイドブックを読む回も素敵。コーヒーを飲みながら好きな世界の本に浸るひととき。好きな世界がとりたててない私。強いて言えば「本」か。ってことは「本」の世界に浸るために「本」の世界の本を取り出し・・やめよう、つまらない話は。テントで過ごす夜、迎える朝にも憧れる。もちろん隣には登山好きが高じて『エヴェレスト』に出た岡田氏。やめよう、つまらない話は。2016/11/26
眠る山猫屋
56
同僚の小松原さんが参戦。更に派遣社員の瀧さんまでも。個性的な仲間が山へ同行する展開。単独登山女子だった鮎美にも山友達が。登山女子あるあるはちょっと理解出来るなぁ。山に行くと日常の愚痴を放り出したくなったり、瀧さんのような環境に置かれたり。あるよね。そして鮎美は家族との再会を経て、再び単独登山女子としての自分を見詰め直す。謎のカモンジ(あるいは謎のキーホルダー)拾っちゃダメだよ～。山での落とし物は持ち帰ってはダメです、何かが憑いてきちゃうよ？2024/01/08
カブ
46
単独登山女子だった鮎美にも、だんだん仲間が出来つつあるようです。独りで食べるより沢山の仲間と食べる山飯はまた格別!?どれもとっても美味しそう。これからがますます楽しみです。2016/12/20
ぶんこ
43
もうやめようと思いつつ読んでしまいます。今回は職場仲間との高尾山。元山岳部の派遣女子瀧さん登場。こういう登山の時にはコンビニのパンもあるのですね。山登りも楽しいのですが、この本では毎回山での食事が楽しみ。焼きおにぎりやおやきが美味しそう。ところで上高地で「カモンジ」と言ったら、あれでしょう。有名すぎて山ガールではない私でも知っています。お腹の調子が悪いのは辛いでしょう。読んでいるだけでヒヤヒヤしました。体調悪い時には撤退、再度の挑戦を楽しみにしています。2021/12/01
