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武満徹著作集〈3〉遠い呼び声の彼方へ・時間の園丁・夢の引用

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  • サイズ A5判/ページ数 482p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106462030
  • NDC分類 760.8
  • Cコード C0373

内容説明

研ぎ澄まされた美意識で独自の音の宇宙を構築した武満徹の創造の奥処。没後に刊行された最後のエッセイ集、100曲もの映画音楽を作った武満の面目躍如たる映画随想等、全3作。

目次

遠い呼び声の彼方へ
時間の園丁
夢の引用

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
「時間の園丁」を読了。毎日新聞での連載『時間の園丁』(Ⅰ部)と、演奏会パンフや雑誌などへの寄稿文(Ⅱ・Ⅲ部)が纏められたエッセイ集。もう、一話一話が示唆に富んでいるから、こころに響いたところが無数にあって。実りの秋に先駆け、豊かな収穫を得ることができたように思う。「映画音楽は演出されるべきもので、音を加えることよりも、削ることを大事にしている」氏の音楽にたいする考え方や、鶴田錦史やジョン・ケージをはじめとする、芸術家たちとの交流話などから、うかがえる氏の姿勢や感性につよく魅了された。2015/08/31

毒モナカジャンボ

0
日本に近代的な音楽体験がなかなか根付かないことに対する苛立ちと、光明を見出す80年代、90年代。技術傾倒を諫め、商業上の理由から安易なプログラムを組みたがる興行主を批判。金沢など地方で革新的な取り組みを見せるホールを評価する。個の奥底に潜り普遍的なものを取り出そうと苦闘し続ける武満は筋金入りのモダニストであるが、歴史の進展の裏側には常にナショナリズムと国家の危険を読み取る。しかし本当に映画好きだな。若い時は音楽だけのことを考え続けたというが、6歳からの映画体験、幅広い分野への目配せはどうしていたのか。2020/06/16

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