目次
壁あつき部屋(シナリオ)
いかに生くべきか(エッセイ)
スターの解毒作用について(エッセイ)
執筆者通信(エッセイ)
芥川・直木賞作家の近況(アンケート)
「壁あつき部屋」について(エッセイ)
花は美しいか(エッセイ)
野間宏小論(エッセイ)
パニック(小説)
思想の科学研究会編『現代人の生態』(エッセイ) ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
2
反ユートピア/民主主義を謳う戦後社会は、一方で東京裁判以降その不可解さを朝鮮戦争、松川、三鷹事件等に澱ませる。映画や演劇へ踏み出す彼は、「悲劇」が大衆を感情制御するプロパガンダであると認識し、喜劇の笑いに向かう。BC級戦犯の悲喜劇「壁あつき部屋」(映画シナリオ)やユートピア革命の喜劇的失敗を『飢餓同盟』で試みるうちに、引揚者である死んだ警官が語る「制服」(初の戯曲)やウェーが人か動物か判断不能な「奴隷狩」(小説版)の中に、伝達の効果(同化/異化)による不当な送り手と受け手の力関係の逆転の契機が見えてくる。2017/02/18
だん
0
小説と戯曲のみ。2011/06/08
わとそん
0
まあまあ2009/04/01