新潮新書<br> プリズン・ドクター

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新潮新書
プリズン・ドクター

  • おおたわ 史絵【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 新潮社(2022/11発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106109751
  • NDC分類 326.54
  • Cコード C0230

出版社内容情報

母親が望む父親と同じ道に進んだ女性医師は、刑務所のお医者さんになって「天職」を見出した。〈文身〉〈傷痕〉〈玉入れ〉など、受刑者カルテには独特の項目はあるけれど、そこには切実に治療を必要とする人たちがおり、純粋に医療と向き合える環境があったからだ。薬物依存症だった母との関係に思いを馳せ、医師人生を振り返りつつ、受刑者たちの健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴ったエッセイ集。

内容説明

母親が望む父親と同じ道に進んだ女性医師は、刑務所のお医者さんになって「天職」を見出した。“文身”“傷痕”“玉入れ”など、受刑者カルテには独特の項目はあるけれど、そこには切実に治療を必要とする人たちがおり、純粋に医療と向き合える環境があったからだ。薬物依存症だった母との関係に思いを馳せ、医師人生を振り返りつつ、受刑者たちの健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴る。

目次

第1章 刑務所のお医者さんになりました
第2章 診察室の風景
第3章 罪人のカルテ
第4章 懲役のベテランたち
第5章 女という罪
第6章 罪を犯さずには生きられない
第7章 それでも世間の風は吹く
第8章 笑う刑務所を作ろう

著者等紹介

おおたわ史絵[オオタワフミエ]
総合内科専門医、法務省矯正局医師。東京女子医科大学卒。大学病院、救命救急センター、地域開業医を経て2018年より現職。医師と並行して、テレビ出演や著作活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ma-bo

89
TVのコメンテーター等で芸能活動もされている医師おおたわ史絵さんは、2018年頃から刑務所内の受刑者への医療(矯正局医師というらしい)を行っている。語りかけるような文章で、分かりやすく読みやすかった。医師の目線での刑務所だからこその特別な事(刑務所あるある的な内容)を軽妙なタッチで描かれている内容と、現場での問題点・受刑者の実情等シリアスな内容もあり勉強になりました。2023/02/01

ぱるる

64
とても興味深い内容でした。テレビなどでも活躍されている著者は紆余曲折を経て今は刑務所のドクターをされている。依存症の母親に苦しめられたことに起因しているのかもしれない。犯罪者のいろいろな事例をもとにそうなるにはどうしようもない訳があることを教えてくれている。色々な救済システムからこぼれ落ちてブラックホールに落ちてしまった人々なのだ。社会のシステムを変えるのは並大抵のことではないかもしれないけど少しでも多くの人がこの事実を知り、社会のシステムが少しでもいい方向に向かえばいいな思う。2023/02/28

GAKU

59
一時コメンテーター等でTVでもよく拝見していた、おおたわ先生。5年ほど前から法務省矯正局医師(プリズンドクター)に就かれていた事は、全く知りませんでした。プリズンドクターになる経緯から、塀の中の診察室での色々なエピソードを面白おかしく読むことが出来ました。また随所に囚人でも分け隔てなく、医師として愛情を持って治療にあたっているおおたわ先生に、非常に好感を持ちました。 2023/04/28

ノンケ女医長

52
開業医を父親に持つ、著者。「少し大事な話を聞いていただけるだろうか」(133頁)と、読み手に断りを得て、実母が薬物依存症だったことを告解している。今作では、その母親の言動は控えめな表現となっているが、使用薬品等を考えると著者の養育環境は相当に過酷なものであったと考えられる。華やかな経歴ののちに刑務所の医師を選択した理由も頷けるような気がするし、触法行為で収監された人々との対話は、今後彼女がさらに躍進するためには重要なものになるんだろうなと思えた。おおたわ先生が慢性的に抱える空虚感を、私は心配する。2022/12/31

ぴよぴよ

49
塀の向こう側を医官という立場から赤裸々に綴っている。矯正施設のカルテ(手書き)の記載欄には刑務所ならではのものがあったりする。墨の多さに純粋に驚く様がクスッと笑えた。受刑者の出産が外部施設で行われる理由にはハッとさせられたし、コロナ禍での被収容者たちも懸命に社会に役立とうと奮闘していたことを知った。先生は繰り返し『矯正の目的は罪人を働かせ、更生に向けて教育することであって、懲らしめていたぶることではない』と言っている。世間が思う感情を意識しながらも日々彼等に向き合っている姿は尊敬しかない。2023/10/22

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