新潮新書<br> バカと無知―人間、この不都合な生きもの

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新潮新書
バカと無知―人間、この不都合な生きもの

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106109683
  • NDC分類 304
  • Cコード C0230

出版社内容情報

正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だ。しかし、希望がないわけではない。一人でも多くの人が人間の本性、すなわち自分の内なる「バカと無知」に気づき、多少なりとも言動に注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるはずだ。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

内容説明

正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶…人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。

目次

1 正義は最大の娯楽である(なんでみんなこんなに怒っているのか;自分より優れた者は「損失」、劣った者は「報酬」 ほか)
2 バカと無知(バカは自分がバカであることに気づいていない;「知らないことを知らない」という二重の呪い ほか)
3 やっかいな自尊心(皇族は「上級国民」;「子どもは純真」はほんとうか? ほか)
4 「差別と偏見」の迷宮(無意識の差別を計測する;誰もが偏見をもっている ほか)
5 すべての記憶は「偽物」である(トラウマ治療が生み出した冤罪の山;アメリカが妄想にとりつかれる理由 ほか)

著者等紹介

橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が三十万部超のベストセラーに。『言ってはいけない残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

254
著者による「バカの定義」でした。バカはなぜバカなのかについては、弱者の兵法ならぬ『バカの兵法』として理解できるのではないかと思いました。一方で、「バカと一緒に物事を決めるくらいなら、サイコロ振って決めた方がまだましな結果になる(という研究結果)」には唖然茫然でしたが、確かにそうかもしれないとも思いました。2023/08/15

まちゃ

192
「きれいごと」だけでは生きられない。これは社会倫理に反して生きろということではなく、公に議論することが憚られるような、人間の本性に起因する現実(不都合な現実)から目を背けずに注意して生きろ、ぐらいに解釈しました。賛否は別にして、知っていた方が面倒事にうまく対処できるかもしれません。【章立て】Ⅰ正義は最大の娯楽である/Ⅱバカと無知/Ⅲやっかいな自尊心/Ⅳ「差別と偏見」の迷宮/Ⅴすべての記憶は「偽物」である2023/02/04

ねこ

187
衝撃の内容です。PIAAC(国際成人力調査)によると日本人の1/3以上が小学校3〜4年生以下の数的思考力しかない。パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない。しかもこれでも日本人の成績は先進国で1位!何てこと!そして能力の低い人(バカ)が「実際の評価と自己評価を正しく認識できず誤った認識で自己を過大評価してしまう」これは何となく分かる。最後に、私たちは無意識に損得を判断し帳尻を合わせようとする。善(利他的)はプラス、悪(利己的)はマイナスとし、善と悪を人それぞれのバランスで。成程!2023/01/03

belalugosi6997

174
「○○が××なのには理由…」の著者。馬鹿にした言動には立腹する。今回も序盤は「何でこんなのが売れている?」何度も騙されている。但し、途中から「こ、これは」共感や目から鱗が起こる。≪第5部すべての記憶は「偽物」である。≫は驚愕である。幼少時の性的虐待体験の殆どは噓なのである。えっ?冤罪!?理由は本編を熟読されたし、しかも日本や欧州等では起こらず、米帝に突出して起きている。記憶は録画されず、HDに記録はできない。そのために上書きされ、再構成され、別物=偽物と化して猛威を奮いかねない。密室で証人なし、証言のみ2023/08/10

inami

167
◉読書 ★3.5 著者の本はこれまで7冊ほど読んでいるが、『言ってはいけない』『上級国民/下級国民』等での歯に衣着せない物言いは、ある意味「スカッと」するし、同時に「にやり」とも。本書は『週刊新潮』に連載されたもので、大項目に「正義は最大の娯楽」「やっかいな自尊心」「差別と偏見」等々あるが、本のタイトルから受ける印象ほど辛辣(笑)な内容ではない。ヒトは徹底的に社会化された動物で、その本性(脳の設計)を考えれば、書かれている内容は当たり前なのだという。エビデンスもきちんとしていて、うなずく部分が多かったです2022/12/28

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