出版社内容情報
気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れたその本質を描き出す。コーランの教えに従えば、日本人も殺すべき敵である。イスラム教の論理で見れば、「イスラム国」は正しい――。気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れたその本質を描き出す。
飯山 陽[イイヤマ アカリ]
著・文・その他
内容説明
神の啓示の言葉を集めたコーランによれば、異教徒は抹殺すべき対象である。彼らを奴隷化することも間違っていない。ジハードは最高の倫理的振る舞いである。その意味で、カリフ制を宣言し、イスラム法によって統治し、ジハードに邁進する「イスラム国」は、イスラム教の論理で見れば「正しい」のだ―。気鋭のイスラム思想研究者が、コーランを典拠に西側の倫理とはかけ離れた「イスラム教の本当の姿」を描き出す。
目次
第1章 イスラム教徒は「イスラム国」を否定できない
第2章 インターネットで増殖する「正しい」イスラム教徒
第3章 世界征服はイスラム教徒全員の義務である
第4章 自殺はダメだが自爆テロは推奨する不思議な死生観
第5章 娼婦はいないが女奴隷はいる世界
第6章 民主主義とは絶対に両立しない価値体系
第7章 イスラム社会の常識と日常
著者等紹介
飯山陽[イイヤマアカリ]
1976(昭和51)年東京生まれ。イスラム思想研究者。アラビア語通訳。上智大学アジア文化研究所客員所員。上智大学文学部史学科卒。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻イスラム学専門分野単位取得退学。博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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