新潮新書<br> 医学の勝利が国家を滅ぼす

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新潮新書
医学の勝利が国家を滅ぼす

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106941
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0247

出版社内容情報

画期的な新薬が医療費を膨大化させ、国家財政に破綻を招く。現役医師による衝撃の告発新聞、雑誌、テレビで大反響の論考がついに書籍化! 爆発的に膨張する医療費は財政の破綻を招き、次世代を巻き添えに国家を滅ぼすこと必至。「命の値段」をどう考えればいいのか。現役医師による衝撃の告発。

里見 清一[サトミ セイイチ]

内容説明

画期的な新薬が開発され、寿命が延びる。素晴らしき哉、医学の勝利!…のはずだった。だがその先に待ち構えているものに我々は慄然とする。爆発的に膨張する医療費は財政の破綻を招き、次世代を巻き添えに国家を滅ぼすこと必至なのだ。「命の値段」はいかほどか。我々はいつまで、何のために生きればいいのか。雑誌発表時から新聞、テレビ等で大反響の論考を書籍化。巻末に作家・曽野綾子さんとの対談を特別収録。

目次

第1章 善意と進歩による亡国(医学の勝利が国家を滅ぼす;生き甲斐は病院通いです;医療コストから目を背けるな;「新しいものが良い」なんて誰が言った;医療の目標は何なのか;あなたはどう思うのか、言ってくれ)
第2章 裏から眺める医療論(選択肢の多さは利益にならない;身内の「ミス」は庇うべきである;「完治」に大きな意味はない)

著者等紹介

里見清一[サトミセイイチ]
日本赤十字社医療センター化学療法科部長。1961(昭和36)年鳥取県生まれ。東京大学医学部卒業後、国立がんセンター中央病院内科などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

54
介護保険ができてどう変わったかを論ずるに、ネガティヴのニュアンスが強いといわざるを得ない。医療連携がお題目のように言われていても医優位の体制が変わらないどころか、この本に述べられているように、総論賛成各論反対という感じで『綺麗ごと』を言う建前論も相変わらず。里見医師の論法は快刀乱麻・・読んでいて爽快感すら覚える。だが本音論で言うと実現は困難だろう。安楽死問題すら、国民合意へ持っていく土台が出来ていないし、我が国政権はそういった事どもを論議する成熟さを感じられない。で医療費は確実に伸びていく。。2017/07/02

おかむら

47
80超えて全く元気な高齢者ってどのくらいの割合なんだろうか? 大抵のお年寄りがなんらかの不健康を抱えつつ暮らしてるのでは? 整形外科行くと9割老人だもんなー。健康な長寿はめでたいが不健康な長寿ははたしてめでたいのか?というようなことを考えさせられました。そして日々健康維持のことばっか気にしながら生活していくのってなんかつまんねーなー、とも。でもそうしないと次の世代に迷惑かけてしまうみたいです。とほほ。2017/01/28

Isamash

31
里見清一・日赤医療C化学療法科部長による2016年出版著書。里見先生が指摘した高額な医薬品への危惧には全く同意出来るところ。本書出版時から更に幾つかのCAR-T療法やICI薬の周術期療法も標準化し状況はますます悪化している様にも思える。特にこれら薬剤処方で国民の税金の多くが外資系企業に流れるのがいたたまれない。部長指摘通り米国と異なり日本が国民皆保険となっているのが大問題か。国家破綻にまっすぐ進んでいるやに見える厚生行政が本当に理解不能である。米国からの圧力が背景に有るのか,それとも無責任な先送りなのか?2023/01/20

はるわか

31
無限とも思える膨張を続ける医療コストの本質は医学の進歩と人口の高齢化であって、この二つにはだれも責任はない。重病を治すのに100ドルならすばらしい、では10億ドルかかるなら無理だ、どこまでならいいのか、その境界線がすなわち命の値段。高くてよく効く薬が危機を招く。医療コストから目を背けるな。2017/01/23

まりりこ

21
医療保険も介護保険もパンク状態とは聞いていたが、これほどとは・・・ 足りなくなったから、老人の保険料も値上げになったし、 こんなのは焼け石に水、だと思うけど・・・近々消費税も上がるだろう。もらえる年金の額はどんどん減って、長生きする楽しみなんてありゃしない。 阿部さんは、女性も社会に出て働けといい、子供もどんどん生めといい、なおかつ介護も地域で(家庭で)してくださいという。無理でしょ・・・ オプジーボではないが、近所には90過ぎて抗がん剤治療している方もいるし、透析している方もいる。 2017/09/11

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