新潮新書<br> プリンス論

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新潮新書
プリンス論

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106347
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0273

出版社内容情報

ポップで前衛的な曲、奇抜なヴィジュアル……それは天才音楽家による“紫の革命”だった――。

行間からビートが鳴り響く、革命的ポップ・ミュージック論! ポップで前衛的な曲、奇抜なヴィジュアル……すべては天才による“紫の革命”だった――。彼を師と仰ぐ著者が同じ音楽家ならではの視点で、その栄光の旅路を追う。

内容説明

それは一人の天才音楽家による“紫の革命”だった―。奇想天外なヴィジュアル、ポップにしてアヴァンギャルドな作曲術とド助平で崇高な歌詞でヒットを連発、世界の頂点に立ったプリンス。彼を師と仰ぐ著者が、同じ音楽家ならではの視点で、その生い立ちから現在に至る、孤独な表現者の栄光の旅路を追う。“パープル・レイン”しか知らない人も、ディープなファンも、脳内にその音楽が高らかに鳴り響く、革命的プリンス論!

目次

第1章 天才、登場!(Minneapolis Genius)
第2章 紫の革命(The Purple Revolution)
第3章 ペイズリー・パーク王朝(The Paisley Park Dynasty)
第4章 〓(ラブ・シンボル)=かつてプリンスと呼ばれたアーティスト
第5章 解放と帰還(Emancipation to Way Back Home)
第6章 さらなる自由へ(Free Urself)

著者等紹介

西寺郷太[ニシデラゴウタ]
1973(昭和48)年、東京都生まれ京都府育ち。バンド「ノーナ・リーヴス」のシンガーを務める傍ら、音楽プロデューサー、作詞・作曲家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

73
what it sounds like When doves cry…冒頭のギターに痺れた若かりし頃。深遠なる世界観など知る由もなかった。未だに知り得ないが、訃報に接し聴き倒している。いつまでもビートに抱かれていたい。2016/05/06

こばまり

54
胸躍り入手した本書をまさか訃報を受けて読むことになろうとは。同時代に生きていることを有難く思う、数少ないアーティストの一人でした。今もまだ悲しい気持ちでいっぱい。2016/05/04

Emperor

38
西寺さんのプリンス愛と、プリンスの人間くささを堪能できた。自分を貫いたまま逝った、天才が残していった紫の光を、ぼくたちは忘れないだろう。2018/08/24

井月 奎(いづき けい)

36
プリンスの活動を時系列で分かりやすく書いてある良著です。音楽家である著者の分析はプリンスの音楽的魅力の一面に光をあて、音楽理論に疎い私にも届きます。唯一無二の高みにたどりついた芸術家の多くがそうであるようにプリンスもまた、時としてエキセントリックな振る舞いをしますが、その芸術、音楽には愛が根底にあり、思考は知的です。黒人やマイノリティ差別への抗議を歌うこともありますが、その類の曲はシンプルで分かりやすく、けして煽るような詞や曲調にはしません。この本を読むと再確認します「プリンスってすげえなあ」と。2016/04/07

しゅん

32
再読。入門書に徹しようという意識が感じられるが、「実は黒人音楽がルーツではない」という主張が本書のポイントだと思う。「成功の10年→苦難の10年→復活の10年→それ以降」という物語構造以外の道でミュージシャンを語るのが定型化していると思う。しかし、その構造に拠らずにバイオグラフィーを描くのは難しい。2021/06/23

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