新潮新書<br> 現場主義の競争戦略―次代への日本産業論

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現場主義の競争戦略―次代への日本産業論

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105494
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C0233

出版社内容情報

本社よ、覚醒せよ――。現場発のビジネスモデル。

日本経済の「夜明け前」、本社よ、覚醒せよ――。数字だけの経営分析、メディアの報じる「製造業悲観論」を真に受けてはならない。敗北主義でも楽観主義でもない、あらゆる産業の実証研究から見えてくる底力とは。

内容説明

本社よ覚醒せよ―敗北主義でも楽観主義でもない、現場主義の目で見れば、日本経済の本当の力が見えてくる。数字だけの経営分析、根拠のない「製造業悲観論」を真に受けてはならない。「現場」は常に忍耐強く、沈黙の臓器のように能力向上を続けているのだ。熾烈なグローバル競争の中で、「何をやりたいか」より「何なら勝てるか」を考え抜く、現場発の日本産業論。

目次

第1講 「現場」は死なず―金融危機と優良現場(ものづくりの実証経営学;「市場立地」と「比較優位立地」;現場からビジネスモデルを提案 ほか)
第2講 本社よ覚醒せよ―自滅の道を回避できるか(組織全体がうつ状態;大野耐一と武藤山治の凄み;中小企業=弱者ではない ほか)
第3講 ぶれない枠組を持つ―製造業悲観論を超えて(東大MMRCの現在;海外での「リーン生産方式」導入熱;縮小する新興国との賃金差 ほか)

著者等紹介

藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
1955(昭和30)年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。三菱総合研究所を経てハーバード大学ビジネススクール博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科教授、東大ものづくり経営研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たー

23
モジュラー/インテグラルのアーキテクチャ論でお馴染みの藤本氏の講演からの書き起こし。冗長な部分が多いが、現場を見続けてきたからこその主張には説得力がある。2014/06/08

壱萬弐仟縁

21
トヨタ海外工場ランキングで上位御三家は、 3Tという、タイ、トルコ、台湾(32頁)。 比較優位を見極めた戦略的な産業観が必要(42頁)。 生産性を上げないと、日本はいつまでたっても高コストの国 のまま(43頁)。 800ccの規格なら、世界で通用するが、 軽自動車の規格ではガラパゴスという(51頁)。 僕は、スズキのレジーナの実用化(たぶん今年12月) に期待している。 ただ、軽じゃなくなると2人用の普通車なら税金は高いだろうな。 2014/04/06

calaf

16
生産現場をよく見ると、日本企業は擦り合わせ(インテグラル)型の製品に非常に強い事が分かる。つまり、一人が多くの能力を持ち、多数の仕事を他の人と協調し合いながら作業を進める必要のある製品。こういったものは、海外移転してもダメで、国内に残す方がよっぽど将来的に有用になる...というような主張。さて、今後の日本の行方は...2014/01/20

Kent Kaseda

8
【評価:70点】メーカー勤務の会社員は読むべき。人件費等のコスト面だけを見て国内工場を閉鎖し生産拠点を全て海外移転することを批判し、生産性の向上を担うマザー工場としての国内工場の必要性を説く。また、パーツを集積し組み立てるだけのモジュラー型(半導体・家電等)よりも、製造工程の緻密な擦り合わせを要するインテグラル型(機能性化学品・高級自動車)の開発・製造において日本企業の優位性が発揮されるという。近年の東芝やシャープ、ソニー等の凋落と、自動車業界・化学業界の順調さを比較すれば、筆者の主張が妥当だと分かる。2017/09/15

koji

8
本書は2010年代の3つの講演録がもとになっています。時代背景は、リーマンショック後、東日本大震災後、アベノミクス登場直後の3区分です。著者の主張は全くぶれず、日本の産業競争力の源泉は、「現場」のものづくりの組織能力と「現物」の設計思想の適合にあるとします。講演が下敷きで深く行き届いた論理展開というより、話の流れに主眼をおいており読み易く纏められています。安定感があり、「ものづくり」の本質を垣間見せてくれ若いビジネスマン向きです。また、東大の「ものづくり経営研究センター」の取組みは拍手喝采です。2014/12/12

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