出版社内容情報
箸置きに20万円、眼鏡に80万円……。元カリスマファンド・マネージャーがカネを「遣い切った」体験記。
箸置きに20万円、眼鏡に80万円、文房具に車一台分……。億単位のカネを遣い切った果てに得たのは、「教養」としか呼びようのないものだった……。作家に転じた元外資系ファンド・マネージャーによる特異な体験記。
内容説明
箸置きに二十万円、椅子に三十三万円、文具、時計、カメラ、オーディオにはそれぞれ高級車一台分…。ファンド・マネージャーとして億単位の収入を得ていた著者は、ありとあらゆることにカネを使い続けてきた。いまや高給を得られる職を辞し、二度の離婚でカネはすべて失ったが、後悔はいっさいない。「教養」はこのカネ遣いによって手に入れられたのだから。「運用の専門家」が「蕩尽」の観点からおカネの本質に迫る。
目次
第1章 吾はなぜかくもカネを遣うようになりしか(機嫌良く生きるため;父親への援助から発見した「法則」 ほか)
第2章 体験にはカネを惜しまない(親の資力で中学浪人;同じ親でも正反対に育つ子供たち ほか)
第3章 モノにもカネを惜しまない(モノを通してヒトを見る;衝動買いで知る心の奥底 ほか)
第4章 カネ持ちほどカネを惜しむ(本当のカネ持ちは猜疑心の塊;他人の財布を平気で覗ける人たち ほか)
著者等紹介
藤原敬之[フジワラノリユキ]
1959(昭和34)年、大阪生まれ。作家。一橋大学法学部卒。農林中金、野村投資顧問、クレディ・スイス、日興アセットなどで資産運用業務に携わる。波多野聖のペンネームで小説『銭の戦争』シリーズを執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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