新潮新書<br> カネ遣いという教養

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新潮新書
カネ遣いという教養

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105395
  • NDC分類 365
  • Cコード C0210

出版社内容情報

箸置きに20万円、眼鏡に80万円……。元カリスマファンド・マネージャーがカネを「遣い切った」体験記。

箸置きに20万円、眼鏡に80万円、文房具に車一台分……。億単位のカネを遣い切った果てに得たのは、「教養」としか呼びようのないものだった……。作家に転じた元外資系ファンド・マネージャーによる特異な体験記。

内容説明

箸置きに二十万円、椅子に三十三万円、文具、時計、カメラ、オーディオにはそれぞれ高級車一台分…。ファンド・マネージャーとして億単位の収入を得ていた著者は、ありとあらゆることにカネを使い続けてきた。いまや高給を得られる職を辞し、二度の離婚でカネはすべて失ったが、後悔はいっさいない。「教養」はこのカネ遣いによって手に入れられたのだから。「運用の専門家」が「蕩尽」の観点からおカネの本質に迫る。

目次

第1章 吾はなぜかくもカネを遣うようになりしか(機嫌良く生きるため;父親への援助から発見した「法則」 ほか)
第2章 体験にはカネを惜しまない(親の資力で中学浪人;同じ親でも正反対に育つ子供たち ほか)
第3章 モノにもカネを惜しまない(モノを通してヒトを見る;衝動買いで知る心の奥底 ほか)
第4章 カネ持ちほどカネを惜しむ(本当のカネ持ちは猜疑心の塊;他人の財布を平気で覗ける人たち ほか)

著者等紹介

藤原敬之[フジワラノリユキ]
1959(昭和34)年、大阪生まれ。作家。一橋大学法学部卒。農林中金、野村投資顧問、クレディ・スイス、日興アセットなどで資産運用業務に携わる。波多野聖のペンネームで小説『銭の戦争』シリーズを執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

71
著者のこれまでの金遣いがよく分かった。中々そこまでの金持ちにはなれないが興味深く読めた。2013/10/26

Tsuyoshi

57
よく読むブログでオススメされていた本。ファンドマネージャーとして莫大な富を得ながら二度の離婚を経て資産を無くした著者が語る金遣いに関する哲学や惹かれたものへの莫大な金遣いエピソードの数々が軽いタッチで語られている。「機嫌よく過ごすために金を遣う」「死ねば無になるだけ」など語られる信条がスゴく共感できるだけに金遣い遍歴においても躊躇せず豪快に遣っていくその様には爽快な気持ちにさせられた。2018/05/12

yamaneko*

26
筆者のお金に糸目をつけない経験談は、高級誌をパラパラめくるような夢物語。本の主旨は、“価値の多様性を認めない浅薄な経済構造が、長引く不況の要因だ。カネ遣いを教養に繋げることができれば素晴らしい国になる。”2014/02/21

calaf

17
ちょっと、思っていたのと違った内容で、肩すかしにあったような感じ。これが良いお金の使い方なのかどうかは分かりませんが、私的には、この著者が受け入れられないとしているビル・ゲイツの方が受け入れられるなぁ...まぁ、ビル・ゲイツにもそんなに全面的に賛成というわけではないのだけど (^_^;;;2013/12/07

rokoroko

16
身銭を切らなきゃ己は磨けないって副題にあるけれど、大勢の人が身銭をきって親の介護費とか息子の学費とか(莫大よ)払い続けてる。そんなことから身を引けばさぞかし自分のために使えるでしょうね。でも何のために働くの?2020/12/14

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