出版社内容情報
「切腹」は「殉教」に、「義」は「愛」に通じる―牧師にして日本屈指の剣術家が説く、いま日本人に必要な智恵。
私達は危機をコントロールできるか? 現実主義を貫く渾身の論考。政治主導の誤解、原子力ムラの盲信、錯綜する情報……機能不全の現場にはリアリズムが欠如していた。事故対応の現場から見えた、政治の役割と真の危機管理とは。
内容説明
突然、原発事故対応の現場に放り込まれた著者は、眼前の光景に愕然とする。「政治主導」をはき違えた政府、楽観論にこだわる「原子力ムラ」…機能不全の現場には「リアリズム」が欠如していたのだ。高線量下で現場作業をどう進めるか?原発をコントロールすることは本当に可能か?真の危機管理能力とは何か?政治の無力さに苦悩しつつ、その役割と意義を自問し続けた経験から語る現実主義的政治論。
目次
突然の要請
そこで何が起きていたのか
なぜ現場は混乱していたのか
困難なミッションを進めるには
「最悪の事態」をどう想定すべきか
情報とデータをどこまで信用するか
原子力ムラの論理とは
政治家はなぜ危機に対応できなかったのか
現場を見ることの意味とは
私たちは危険をコントロールすることができるのか
これからの原発をどう考えるか
著者等紹介
馬淵澄夫[マブチスミオ]
1960(昭和35)年奈良県生まれ。衆議院議員。横浜国立大学工学部卒業後、建設会社技術研究員職、上場企業取締役を経て、2003年衆議院議員初当選。以後、国土交通大臣・内閣府特命担当大臣等を歴任。震災後は内閣総理大臣補佐官として原発事故対応にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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