新潮新書<br> 卑弥呼は何を食べていたか

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新潮新書
卑弥呼は何を食べていたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104992
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0221

出版社内容情報

邪馬台国で人気のメニューとは? 古代天皇が好んだ料理とは? 木簡から酒池肉林の「古代食」がよみがえる!

美味、新鮮、医食同源、酒池肉林……思わず垂涎! 邪馬台国で人気のメニューとは? 古代の天皇が好んだ料理とは? アワビ、蝦蟹、焼肉、鴨、海藻、松茸、チーズ、美酒、甘味……木簡等から蘇る、豊富な「古代の食卓」。

内容説明

日本人の祖先はどんな物を食べていたか?「邪馬台国の食卓」を飾った料理とは?仁徳、文武、長屋王など古代天皇家の晩餐とは?木簡などからその食世界を覗いてみると、新鮮で豊かな医食同源のメニューが浮かび上がってきた。卑弥呼に捧げたご馳走、大和王朝の宮廷料理、遣魏使の弁当など「古代の食卓」が今、甦る。

目次

第1章 『魏志倭人伝』に卑弥呼の食を探る(粟と豆の国(卑弥呼以前)
卑弥呼登場 ほか)
第2章 オンザロックを味わった仁徳大王(巨大古墳は語る;稲作に執着する遺伝子 ほか)
第3章 チーズづくりを命じた文武天皇(飛鳥時代にあった乳製品(牛乳・チーズ)
日本初の国産チーズ ほか)
第4章 グルメな長屋王(若菜摘みと七種粥;木簡に記された多彩な食材 ほか)
第5章 古代食と現代食(古代びとの調理の工夫;謎の調味料 ほか)

著者等紹介

廣野卓[ヒロノタカシ]
1932(昭和7)年、大阪府生まれ。古代食研究家。東北大学農学部卒。乳業会社勤務を経て現在、「食の万葉講座」主宰。「古代大和の酥と蘇についての考察」で第十八回郷土史研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

89
古代史の食への興味がつきません。タイトルに「卑弥呼」とありますが、実際には弥生時代から奈良時代にかけての食文化についてでした。事実と推測が混じった感はありますが、古の日本の食文化は意外と贅沢であったことが伺えます。2017/11/29

maito/まいと

16
経済的な充足よりも、人生を充実させる豊かさを、な論調が広まっている今の日本。そうなると、昔はよかった、みたいな話しがよく出てくるけれど、実態はどうだったんだろう?ということではるか古代まで遡り(笑)ご先祖の食文化を探る1冊。グルメとまではいかないものの、予想以上に様々なものを使って、彼らなりの食を作り上げていたんだな、と感嘆する。少ない文献や発掘物を頼りに書かれたもののため、どこまで事実なのかはわからないけれど、人類の創意工夫のすばらしさを実感するなあ。2019/04/21

ともたか

10
縄文時代頃から日本列島に住み始めたご先祖さまたちの食生活は現代に住む 私たちが考えるよりも豊かなものだったようだ。粘り気のある短粒米の飯と海産物がメインのたべものであったようだ。そこからいろいろと派生しておもしろいものを食べていたようだ。スーパーマーケットで惣菜が買える今と違って味付けも様々だったに違いない。2016/01/31

ようはん

8
卑弥呼を始めとした古代日本における食文化史に関しての考察。栗の品種改良に成功していた三内丸山遺跡に祭祀にも重要な役割を担った桃等、興味深い内容が多く日本古代史を知りたい人には必読の一冊。2020/01/09

Humbaba

8
昔の人は,今の人よりも多くの品目を食べていた可能性が高い.健康的には素晴らしいことのように聞こえるが,問題は量である.少量多品種は食の楽しみでなく,多く取れなかったからこそそのような食生活になってしまったという事を意味する.2013/03/18

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