新潮新書<br> ねじれの国、日本

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新潮新書
ねじれの国、日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104381
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

今さら世界に合わせる必要はない。ねじれたままの日本でいい。この国は、その成立から、ずっとねじれている。だからこそ、今の日本があるのだ――。建国記念日・天皇・神道など、この国を“日本”たらしめている「根拠」は意外にあやふやで、そこには内と外を隔てる決定的な“ねじれ”がある。巧みに機能するそのふしぎなシステムを読み解き、「日本とは何か」を問い直す。私たちのあるべき姿を考える、堂々の日本論。

内容説明

この国は、その成立から、ずっとねじれている。今さら世界に合わせる必要はない。ねじれたままの日本でいい―。建国の謎、天皇のふしぎ、辺境という国土、神道のルーツなど、この国を“日本”たらしめている“根拠”をよくよく調べてみると、そこには内と外を隔てる決定的な“ねじれ”がある。その奇妙で優れたシステムを読み解き、「日本とは何か」を問い直す。私たちのあるべき姿を考える、真っ向勝負の日本論。

目次

第1章 建国記念日のふしぎ
第2章 天皇家とは何だ
第3章 ガーコンによる近代の超克
第4章 中国とは東アジア王選手権の会場である
第5章 神道は日本のオリジナルなのか
第6章 ねじれたままの日本でいい

著者等紹介

堀井憲一郎[ホリイケンイチロウ]
1958(昭和33)年京都市生まれ。コラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

362
日本の建国記念日から話を起こした日本論。確かに日本は他所から見ると不思議な国だけど、内に通用する理屈と外に通用する理屈を分けてると考えると納得。日本は別に海外でなくても大半の日本人は平和にやってるし、中国のようにステージにはなってないし、そう考えるといい国だなと思えた。2016/11/10

ほっしー

10
“ねじれ”という要素を使って日本とは何かを問い直した本。個人的にねじれ=なんとなく、ぼんやりだと解釈した。良くも悪くも協調性が求められる日本。なんとなくで今までの日本社会はうまく回っていた、表向きは。しかし、徐々に矛盾点が浮き彫りになってきたり、外国の影響が入ってきたりして外向けの対応も迫られている。個人的にはこのままねじれたままで良いと思っている。一方、仕事などでは論理的に物事を決めるべきだと思う。ねじれたままで良いとしても、ねじれている状況だということを自覚しながら生活していきたい。2019/04/11

calaf

9
日本の心の歴史?面白すぎる...(爆) でも、確かに...と納得しそうになる所が微妙 (笑) 何だか、日本人って引きこもりの民族なのかな (^_^;;;2012/02/17

かりんとー

6
中国のとこは同意。チベットがひどい目にあわされてるっていうけど、漢民族が倒されてチベット政権になる可能性もあるんだよなあ。そう考えるとそれほど声高にフリーチベット叫ぶ必要あるのかなあ、とは思う。2016/11/18

きなこ

5
ケムに巻かれているような文章。日本は外面と内面が違い、そのことを日本人自身が分かっていない、みたいな話。なるほどなあ、と思うところもあったけど、ほんとはよくわからなかった。2019/03/30

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