出版社内容情報
みうら じゅん[ミウラ ジュン]
著・文・その他
内容説明
人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない!」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏像ブーム。辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった。グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な菩薩行…。その意外な魅力や面白さを伝える、M・J流仏教入門。
目次
第1章 仏像少年
第2章 青春という名の「荒行」
第3章 諸行無常と諸法無我
第4章 地獄ブームと後ろメタファー
第5章 ご機嫌な「菩薩行」
第6章 いつも心に「マイ仏教」を!
著者等紹介
みうらじゅん[ミウラジュン]
1958(昭和33)年京都府生まれ。イラストレーターなど。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。97年「マイブーム」で新語・流行語大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
289
とても地獄の下りなど面白おかしく読めた。自分無くしっていうのも大事だなと思った。2015/07/06
ぶち
118
著者らしい軽いノリでサクサクと読めます。でも、書かれている内容は深いです。真意をより理解したいと、何回も読み直す読書でした。著者の言葉作りのセンスにも脱帽です。『僕滅運動』とか『比較三原則』とか...内容は記しませんが、読んでみるとハッとさせられ、なるほどと納得しています。言葉作りというより今までにない視点が素晴らしく、仏教を見直すことができました。 そして、『マイ念仏』。自分だけの言葉、例えば"それがいいんじゃない!" と唱えることで少しは元気になれる。そんな言葉を念仏のように唱えてみたくなります。2019/11/29
chantal(シャンタール)
109
みうらじゅんと言えば、サブカルと言う言葉が思い出されるし、この本を読んでいてもクスクス笑ってしまうことばかりだったのだが、本人はいたってまじめに仏教の事を考えており、またとても勉強してるんだなとわかる内容だ。彼の仏教への入り口は仏像だった。入り口はなんでも良い、と私も思う。自分にとって今、仏教が必要なんだ!と思うなら、自分なりの方法でアプローチして行けば良い。人生は苦である、そこがいいんじゃない!いつも心にマイ仏教!2019/02/19
nyaoko
93
ゆる〜く、優しく、面白く、そして深~い仏教入門書、それが「マイ仏教」。みうらさんがホトケについて語ると全然説教臭くない。なんせエロエロ話を自然に書いてた人だからか、煩悩についても、人の弱さや脆さについても、物凄〜く納得しちゃうし、それわかるー!ってなっちゃう。比較三原則、後ろメタファー、グレイト余生。相変わらず言葉選びうますぎ。気になったそこのあなた、是非とも読んで見てください。仏教って、意外と面白いじゃんってちょっとだけ心が跳ねると思います。2019/10/14
ちゃとら
92
みうらじゅん初読み。NHKの最期の講義で知り手に取った。いったい何者⁈作者を知らなかった。仏像に興味を持ったのは怪獣から。イマジンとイマ寺院。学校はミッション系とシャクソン(釈尊)系。仏教とロックの融合。煩悩の話。軽くダジャレのオンパレードかと思いきや、ちゃんと仏教が語られている気がしました。若い人達、仏教に縁の無かった人達の入門書には最適かも⁈⁈⁈改めてこんな角度の捉え方もあるのだと新鮮に楽しめました🙏☺️2019/02/27