新潮新書<br> 電通とリクルート

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新潮新書
電通とリクルート

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103988
  • NDC分類 674.4
  • Cコード C0236

内容説明

情報産業の双頭が、押し寄せる情報の海に翻弄されている。マス・メディアを通じた広告であらゆる商品を売ってきた電通と、就職や住宅購入等、「人生の節目」をビジネスにしたリクルート。モノが飽和したにもかかわらず、「憧れの生活」が絵空事になってしまったこの国で、我々の欲望はどこへ向かうのか?彼らはその欲望の創出にどうかかわろうとしているのか?消費社会の光と影を露わにする、知的興奮に満ちた一冊。

目次

第1章 買いたい人と稼ぎたい人
第2章 元栓のうまみ、毛細管の凄み
第3章 「次の幸福」という仕掛け
第4章 情報誌を欲したのは誰か
第5章 CMから「憧れの景色」が消えた
第6章 「感動をありがとう」の正体

著者等紹介

山本直人[ヤマモトナオト]
1964(昭和39)年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。博報堂に入社。2004年退職、独立。現在マーケティングおよび人材育成のコンサルタント、青山学院大学経営学部マーケティング学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

31
同業とはいえ、ややベクトルの違う両社の比較は、結局最後まで違和感が残った。2018/09/10

中島直人

17
広告と情報の分野で時代をリードしてきた2社に関する概観。ちょっと叙述が冗長で迷走気味な印象も受けるが、印象に残るキーワード、切り口が多く、面白く読めた。2017/08/23

calaf

12
電通とリクルート、それは発散指向広告であるマスメディアの元締めと、編集がモノを言う収束指向広告である情報誌型という違いがある。戦後間もなくは前者が圧倒的だったものの、1980年代以降は後者が増して、その後インターネットの登場とともに後者は加速度的に増加している。で、そこには戦後の日本人の購買に対する意識(真理)の変化が反映されているらしい...2013/02/01

かもめ(甘き絶望)

9
すみません、手違いで一度投稿したレビューを消去してしまいました。面倒なので、もう書き直しはしません。ナイスしてくれた方々、ごめんなさい。2020/06/29

はるびー

7
広告大手2社の比較文化論から転じてマクロでの消費学や社会学について論じることが多かったですね。それだけ広告が世相を色濃く反映ている&世相を担う重要な役割を果たしてるということなのでしょうか?もしそうなのだとしたら、これら2社の思惑によって消費活動はおろか人生を方向付けられてしまうような気がして少し怖いですが。。2016/03/16

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