新潮新書<br> 徳川将軍家の演出力

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新潮新書
徳川将軍家の演出力

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101984
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

出版社内容情報

ひと声で万民ひれ伏す葵の御威光。
封建時代の圧政の象徴から暴れん坊まで、徳川将軍は様々イメージされてきたが、江戸時代の人々にとって、実際はどのような存在だったのか。大名は拝謁儀礼、御成、鷹狩り、拝領と献上などのチャンスを使って、将軍との親密さをアピールするとともに家格の向上を図り、町人は町入能で将軍に「成田屋」と声をかけ、「ありがたく」も「勿体ない」存在として誇った。御威光の巧みな演出法にみる葵のブランド戦略。

内容説明

封建時代の圧政の象徴から暴れん坊まで、徳川将軍は様々イメージされてきたが、江戸時代の人々にとって、実際はどのような存在だったのか。大名は拝謁儀礼、御成、鷹狩り、拝領と献上などのチャンスを使って、将軍との親密さをアピールするとともに家格の向上を図り、町人は町入能で将軍に「成田屋」と声をかけ、「ありがたく」も「勿体ない」存在として誇った。御威光の巧みな演出法にみる葵のブランド戦略。

目次

第1章 シュリーマン、将軍を発見
第2章 御威光の演出
第3章 大名屋敷への御成
第4章 御鷹様と江戸の武家社会
第5章 将軍の求心力
第6章 寺院の帰依争奪戦

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965(昭和40)年千葉県生まれ。歴史家。日本近世政治史・経済史専攻。文学博士(早稲田大学)。NHK文化センターなどで生涯学習講座の講師を勤める。最近は武士の生活文化の諸相について研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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maito/まいと

1
徳川将軍家という最強のブランドづくりの謎を紐解く1冊。御徒町や矢来町など、現代にも残る東京の地名の由来や、ブランドを利用したビジネスをもくろむ商人や寺社など、ニヤリとさせられたり「へー」を連発するネタが満載。おもしろいです。2009/09/08

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