出版社内容情報
『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』── 31歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の巨匠。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、なぜSF作家稼業に足を踏み入れたのか。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔──。
日本にSFを根付かせた「知の巨人」が語る、波瀾万丈のSF半生記。
内容説明
『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』―三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、SFに見た「大いなる可能性」とは何か。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔―。日本にSFを根付かせた“巨匠”が語る、波瀾万丈のSF半生記。
目次
第1章 作家「小松左京」のできるまで(『SFマガジン』との出会い;戦争がなければSF作家にはなっていない ほか)
第2章 「SF界のブルドーザー」と呼ばれた頃(吉田健一氏の言葉が励みに;新妻に書いた『日本アパッチ族』 ほか)
第3章 万博から『日本沈没』へ(大阪万博に巻き込まれる;未来学と『未来の思想』 ほか)
第4章 『さよならジュピター』プロジェクト(『ゴルディアスの結び目』から「女シリーズ」まで;「日本を沈めた男」の日本論 ほか)
終章 宇宙にとって知性とは何か(還暦と『虚無回廊』;阪神大震災の衝撃;宇宙にとって生命とは何か、知性とは何か;SFこそ文学の中の文学である)
著者等紹介
小松左京[コマツサキョウ]
1931(昭和6)年大阪生まれ。SF作家。京都大学文学部卒(イタリア文学専攻)。経済誌記者などを経て、62年「SFマガジン」誌に登場。代表作に『日本沈没』(日本推理作家協会賞)など。ノンフィクション作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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oser(読書家ではありませんドクシャーです)
おたま
akira
緋莢
ぜんこう