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新潮新書
電波利権

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101502
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「電波」という観点から見ると、テレビ局はとてつもない「既得権益集団」である。タダで貰った電波を無駄遣いする、電波利用料を携帯会社にツケ回す、政治家に媚を売り新規参入を妨害する、ほとんど無意味な「デジタル化」を進めてインターネット放送を潰す・・・。公共財であるべき「電波」が私物化されているのだ。「電波利権」の驚くべき構造を描き出し、「電波開放への道」も提言する論争の書。

内容説明

「電波」という観点から見ると、テレビ局はとてつもない「既得権益集団」である。タダで貰った電波を無駄遣いする、電波利用料を携帯会社にツケ回す、政治家に媚を売り新規参入を妨害する、ほとんど無意味な「デジタル化」を進めてインターネット放送を潰す…。公共財であるべき「電波」が私物化されているのだ。「電波利権」の驚くべき構造を描き出し、「電波開放への道」も提言する論争の書。

目次

第1章 浪費される電波
第2章 テレビ局を覆い続ける「田中角栄」の影
第3章 政治に翻弄されたハイビジョン
第4章 地上デジタル放送は「平成の戦艦大和」
第5章 NHKは民営化できる
第6章 携帯電話「標準化」をめぐる攻防
第7章 無線インターネット革命の夜明け
第8章 電波開放への道
第9章 通信と放送は融合できるか
第10章 電波社会主義を超えて

著者等紹介

池田信夫[イケダノブオ]
1953(昭和28)年京都府生まれ。78年に東京大学経済学部を卒業、NHKに入る。93年退職。国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、2005年から須磨国際学園・情報通信研究所研究理事。学術博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

47
bookoffの108円本。NHKの主導権争いの歴史や放送界と政治のもたれあいの構図、無線技術の国際的な規格争い、そして民間プレーヤーの栄枯盛衰……。ただ、10年前の本なのでどれも昔話のように読めてしまいます。昨今のITの進化の速さを再実感。ただ、放送と通信の融合など今につながるテーマも多いので、続編(電子書籍かな?)を読んでみようと思います。2016/03/13

姉勤

33
2006年刊なので、iモードやらFOMAなどの死語が溢れるものの、温故知新。通信や放送の業態がどう現在に至るかが、歴史的背景を含め説明されているため、基礎的知識の補強となる。表題的体質は田中角栄政権時に確立され、今ではピンとこない政府批判を封殺していた事などを一例として、公共物として信用に足るか疑問を持つ。今では、WCなど除き、テレビの能動的視聴は皆無に近いが、受動的に目に触れる番組内容の質や、報道というか広告のような姿勢、通販番組の横溢など末期的業界は、我々の支払われる電波利用料によって維持されている。2018/08/05

ばんだねいっぺい

22
利権が合理的な判断を覆すのには、うんざり。2017/01/28

金吾

16
前半のメディアと政治の話は興味深かったので、途中からの技術的な話よりも前半をクローズアップしてほしいと思いました。2021/07/24

拓海

9
古い本なので歴史的背景の説明を読む、て感じで。2020/05/13

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