新潮新書<br> 野垂れ死に

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新潮新書
野垂れ死に

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101144
  • NDC分類 795
  • Cコード C0295

内容説明

天才棋士と騒がれる一方、ギャンブルで作った借金は億単位、正妻と子供のいる自宅には三年間も帰らず愛人の所に入り浸り、酒での乱行も数知れず。そんな秀行さんも齢八〇を超えた。とっくに博打場でくたばっているはずが、死神にも見放されたらしい。三度のガンを患うも、みな克服してしまう。「こんなに長く生かしやがって」憎まれ口をききながら、今日も競輪場に通う―。無頼派勝負師が語る痛快なるその半生。

目次

第1章 死―くたばり損ない
第2章 金―博打三昧
第3章 酒―繊細磊落
第4章 芸―無悟の悟
第5章 人―〓(き)然独存
第6章 血―父親失格
第7章 絆―内でも外でも、女性は平等

著者等紹介

藤沢秀行[フジサワヒデユキ]
1925(大正14)年、横浜市生まれ。日本棋院・元棋士。囲碁九段、名誉棋聖。王座、名人、天元などのタイトルを次々と獲得。昭和52年から囲碁界最高のタイトル棋聖を六連覇、平成3年にはタイトル獲得最高齢(六十六歳)で王座に返り咲く。平成10年に現役引退
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