新潮新書<br> タカラジェンヌの太平洋戦争

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新潮新書
タカラジェンヌの太平洋戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106100758
  • NDC分類 775.4
  • Cコード C0221

内容説明

華やかなその世界も、死と隣り合わせていた―。音楽学校に学ぶ乙女たちの青春とは。舞台を奪われ、緑の袴がモンペに替わったタカラジェンヌたちの心を支えたものは。「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」には何が記されていたか。熱烈なファンがその目で見たものとは。宝塚大劇場はなぜ閉鎖され、いかにして再開されたのか。貴重な証言と資料から浮かび上がる「もう一つの昭和史」。

目次

第1章 小林一三の夢
第2章 「軍国女学生」の青春
第3章 『翼の決戦』を客席から
第4章 東亜の子供達
第5章 緑の袴からモンペへ
第6章 銃後の合唱
第7章 ロケットふたたび

著者等紹介

玉岡かおる[タマオカカオル]
1956(昭和31)年兵庫県生まれ。作家。神戸女学院大学文学部卒業。『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(1987年神戸文学賞)でデビュー。2000年加古川市特別文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井戸端アンジェリか

8
宝塚をよく知りません。なので、宝塚歌劇が出来た理由や歴史は楽しく拝読させて頂きました。 あ、太平洋戦争の事か。普通だった。何もかもが薄っぺらい。生徒たちにもファンにも過酷さを感じられないのは良家の子女が多いからか、玉岡さんの心遣いなのか。わずか二年の閉鎖で復活し、昔も今も熱烈なファンたちへ贈る夢の殿堂なのですね。2015/08/11

ゆうゆう

6
この本の時点で90周年、ということは…100周年、あ、越えてる!すごい!私鉄の沿線の庶民の娯楽で、可憐な少女の青春。戦争は全てがつらいが、戦争の後はひときわ健気に夢を広げたことでしょう。庶民の娯楽、チケット代の価格設定も庶民価格だったのか。鉄道に乗ってどれだけの人が集まるのか、鉄道の安定収益をもたらすワンダーランドとしては、大成功ではないか。すごいなぁ、阪急!すごいなぁ、小林一三翁!2018/11/21

BebeCherie

3
As the title says this talks about the history of Takarazuka and how the actresses went through the war as matter of factories. 2017/02/14

とす

2
タカラヅカのことをよく知らずに読んだので初めて知ることばかりだった。歴史を細かく述べていく本なので興味を持てないところもあった。当時は多くの人が結婚をして引退していたということを知り、今はどうなのか気になった。2017/01/15

パンダネコ

1
タカラヅカ好きによる自己満足本に思えた。言うほど戦争色じゃないし。をんな紋に出てた戦中のエピソードの方が面白かった。2015/04/30

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