内容説明
毎晩、二百万人もが聴いているという人気番組、その舞台裏をアンカーが明かします。意外な始まりの経緯、手探りで作ったスタート当初の思い出、毎回超満員となる「集い」のウラ話、まるで深い海の底にいるようなスタジオの雰囲気、ちょっとした言葉遣いの難しさ、あるいはなぜ高齢者に受けるのかの秘密も…。番組のファンはもちろんのこと、聴いたことのない人も思わず引き込まれる「マイクの向こう側」。
目次
第1章 ことはじめ(正月のショック;銀河鉄道のように―始まりの経緯 ほか)
第2章 時刻を追って―十一時台と零時台(番組開始、でも挨拶はむずかしい…;思い入れたっぷりに『待ち合わせは映画館で』 ほか)
第3章 演芸大好き!午前一時台―演芸特選(都家歌六師の『芸能博物館』;江戸っ子は「腹」、内海桂子さん)
第4章 聴取者からの手紙「広がる無限の世界」(『田奈の森』;鳥がとり持つ縁、世界で最も高いソプラニスタ ほか)
第5章 十年ひと昔の「時の流れ」(スタジオ、今昔;そしてアンカーも今昔)
「最後のことば」あとがきに代えて
著者等紹介
宇田川清江[ウダガワキヨエ]
1935(昭和10)年東京生まれ。NHK「ラジオ深夜便」アンカー。57年にNHK入局。「立体音楽堂」「生活の知恵」等のキャスターを担当する。64年退局、フリーとなってTBS、テレビ朝日、FM東京などで活躍。90年の「深夜便」放送開始よりアンカーを務める
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