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新潮新書
日本はどう報じられているか

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106100529
  • NDC分類 070.2
  • Cコード C0225

内容説明

「ジャパン・バッシング(日本叩き)」や「日本異質論」が横行した時代も今は昔。「空白の十年」を経て、なおも経済の無策と政治の迷走を繰り返す日本に注がれる視線には、憐れみや嘲笑のニュアンスさえ混じり始めた。一方でポップカルチャーや社会風俗への関心はむしろ高まっているという。いったい、今の日本は世界の人々の目にどのように映っているのか。各国メディアの報道を通して、現在の「日本像」を探る。

目次

第1章 イギリス
第2章 フランス
第3章 ドイツ
第4章 アメリカ
第5章 アラブ世界
第6章 中国
第7章 韓国

著者等紹介

石沢靖治[イシザワヤスハル]
1957年山形市生まれ。立教大学社会学部卒業、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了。「ワシントンポスト」極東総局記者、「ニューズウィーク日本版」副編集長などを経て、2002年より学習院女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

149
日本は海外でどうみられているのか。それは日本人がとても気にするテーマで日本人の特徴だよなと思う。外人が褒めれば自分の事のように嬉しいし、貶されれば身内が貶されたように怒る人が多いような気がする。日本を知らない人がいれば知って欲しいと思うし、勘違いしていれば修正したくなる。そういう人もいるなぁと中々納得できないと思った。以上この本を読んだ雑感をつらつらと書いてみた。2010/01/27

佐島楓

15
だいたいにおいて各国の注目は、「政治経済」「歴史認識」「文化」の三点のようだ。少し古い本になってしまっているのが残念だが、このような客観的な視点こそ今の日本に求められているものではないだろうか。2012/09/24

えっくん

14
★★★☆☆図書館で見かけ借り出し。イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、アラブ、中国、韓国のマスコミが日本についてどのように報道しているのかをまとめた本です。バブル崩壊後、10年程経過した頃の迷走する日本の状況ですので、やや陳腐化している面はありますが、日本との関わりの深さが客観的に垣間見える内容でした。欧米での日本の存在感・認知度の低さ、辛辣な記事には消沈させられます。アジアでの反日攻勢は相変わらずですが、親日的な行動見せるとバッシングされマスコミが反日を扇動している面も強いようです。2015/07/23

ChoCo

4
2004年発刊の本なのでやはり情報が古かったです。私は知らなかったのですが、イギリス人は英国にとって最悪の日は「シンガポールの大栄帝国軍が日本に降伏した1942年2月15日」と答える人が多いそうです。後アラブではヒロシマは「平和の象徴」ではなく「対米武装闘争を正当化する為に利用」されていたらしいです。参考になるところもいくつかありました。2011/06/26

4
皆さんご指摘の通り、内容は古い。アメリカ、中国、韓国、フランスについては何となく分かってはいたが、この中で自分とさほど関わりがなかったアラブ諸国の項が一番ためになった。1年ほど前にハンドボールの国際試合でいわゆる「中東の笛」が話題になったが、スポーツ以外にもそうだとわかって、なるほど、と妙に納得。結論としては、文化の壁と歴史上の問題はなかなか越えられないと言うこと。2010/01/09

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