内容説明
少しは考えてから口をきけ!テレビ・ラジオに溢れるついつい突っ込みたくなる奇妙な言葉の数々。その背景には何があるのか。耳障りな若者言葉に隠された意外な効用と正しい使用法とは。会話の上手い下手の差はどこにあるのか。アナウンサー歴三十年、しゃべりのプロが怒って唸って考えた、日常会話から見た日本語論。
目次
第1章 ブラウン管言葉の「聴き方」
第2章 しゃべりの好プレー珍プレー
第3章 現代用語の非常識
第4章 若者言葉の味わい方
第5章 秘伝・口のきき方
著者等紹介
梶原しげる[カジワラシゲル]
1950(昭和25)年神奈川県生まれ。早稲田大学第一法学部卒。73年文化放送に入社してアナウンサーとなり、92年からフリー。テレビ・ラジオの司会を中心に活躍中。2002年東京成徳大学大学院心理学研究科を修了。認定カウンセラーと健康心理士の資格を持つ
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感想・レビュー
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佐島楓
29
本題(最終章)に入るまでの論調が正直に申し上げて不快だった。2015/06/02
bluemint
14
言葉は時間とともに変化し、正しいとか間違っているとは言えないのだろうけれど、きれいな言葉というのはやはりあるのだろうと思う。あいまい言葉(海とか行きたいね、良かったなみたいな、〜っぽい)は、直截的な言い方を微妙に避けながら、友好関係を損なわないように配慮しつつ自分の言いたいことを巧みに伝える、そうだ。一方でその心理は必要以上に密着したり深入りすることは避け、ある程度距離を置いた付き合い方を求めるということだ。なるほど、理解できる。2022/03/27
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
図書館本。「ら」抜き「さ」入れ、「ほうほう」などまあアナウンサーに痛烈。野球のインタビューで阿部選手が「そうですねぇ」しか言っていないなどは面白かった。日本語は難しいと改めて感じる。2020/04/07
anco
9
日本語の乱れに苦言を呈するおじさんの説教のように思えるところもありましたが、勉強になる一冊でした。対人関係の第一歩は名前を覚えることであること。自己開示すること、良い聴き方をすることなど人間関係を築く際に大切なことも書かれてありました。面接時のあがり症への対策もためになりました。2014/11/15
m!wa
6
野茂だったのかぁ。楽しんできます。って言ったの。代表選手になって、楽しんできますは間違ってるってのはそうな気がする。オールスターは、楽しんできますって言ってもいいと思う。ありゃお祭りだからね。オリンピックとか、日本選手権でいっちゃいけねーよ。youtuberは、大体の人が素人だから日本語の使い方あってないけど、素人だから許されるっていう無法地帯になっているよね。きれいな日本語が、あふれる日本になる日は遠いのかねぇ。。2021/08/04