新潮新書<br> 審判は見た!

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新潮新書
審判は見た!

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106100284
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

緊迫のクロスプレーで宙を舞ったカツラ、トイレ行きたさに「ゲームセット」、激怒する観客の包囲網からの脱出劇、果ては監督・オーナーとの駆け引きまで―。近年頻発する誤審騒動の度ごとにクローズアップされるプロ野球審判の存在。ジャッジは正しくて当たり前、ひとたび間違えれば、選手からはどつかれ、熱狂的ファンには命さえ脅やかされるという因果な商売。威厳と珍事の狭間で、審判が垣間見たプロ野球裏面史とは。

目次

第1章 審判失格(決死の大脱出;暴動を招いた「判定変更」 ほか)
第2章 プロ野球審判という職業(初適用された「二十秒ルール」;反感を買ったオーバーアクション ほか)
第3章 審判残酷物語(球団の圧力でクビ?;「一試合で一週間は寿命が縮む」 ほか)
第4章 ジャッジは不変か(江川の恋人、掛布の愛人;皆が嫌がった野茂のジャッジ ほか)
第5章 マスクと共にカツラが飛んだ!(トイレか王貞治か;トイレ行きたさに「ゲームセット」 ほか)

著者等紹介

織田淳太郎[オダジュンタロウ]
1957(昭和32)年北海道生まれ。本格派スポーツライターとして活躍中。最近はノンフィクション作品以外に、小説の執筆も手掛けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フク

11
2003年8月発行 審判員のエピソードをまとめたノンフィクション。 判定をめぐり暴徒に囲まれる描写は壮絶。一方でマスクを取ったら一緒にカツラも取れたなどのエピソードもあり、星野伸之ばりの緩急にメロメロになる。 図書館2023/09/21

lop

5
少し前の野球の審判の話。日本の審判がいかに低く見られているか、でもいい関係を持てた選手やコーチもいたよって内容。給料や選手の駆け引きのうまさ、個性のある審判など、タイトルから受けた想像とは違う面白さがありました。2016/11/02

Twakiz

5
プロ野球の審判の業界裏話.ファンとしてはなかなか興味深かった. 審判の方もプロ,いろいろの駆け引きや命がけの行動もあるのねと. 今度から野球中継やナゴヤドーム観戦時に審判のかたにも注目してみようと思う.「おれがルールブックだ」言ってみたい(汗)2016/08/16

くりのすけ

4
プロ野球を陰で支えている審判のお話。審判員たちの裏話が満載で、審判の苦労がよく伝わってくる。特に、ストライクゾーンについて、述べられている部分は興味深く読めた。今後の野球界の発展のためにも、審判の待遇改善が必要ではないだろうか。2017/05/04

hinako

4
織田さんの野球関係の親書は面白いので購入。審判って大変なのね・・・としみじみ。江夏選手の「審判は人間がやるからドラマが生まれる」というのに深く頷く。2014/03/11

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